最強の生存戦略

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開運

令和8年7月22日

 

会社経営は常にきびしい生存競争にさらされています。会社はいったい何によって栄え、何によって衰えるのでしょうか。お大師様は「豊かになるのも衰えるのも、人がいかに道にかなっているかどうかによる」とおっしゃいました。道に叶っているとは、じんに叶い、れいに叶い、に叶っているということ、つまり道徳に叶っているということです。しっかりと挨拶や清掃ができているか、家族や社員に対する思いやりや意欲があるかということです。

しかし、「生存競争を勝ちぬくに、道徳などにかまっていられるか!」という経営者も多いはずです。では、そういう経営者の会社が本当に栄えているでしょうか。社員や取引先との礼節をおろそかにする会社は、一時的には栄えても、いずれは必ず衰え、滅びるのです。

何ごともビジネスライクな発想が先行するアメリカ社会で、ジョージタウン大学准教授クリスティーン・ポラス女史の著書『礼儀正しさこそ最強の生存戦略である(東洋経済・写真)』が話題になりました。

彼女は〈職場の無礼さ〉を20年間研究し、ついに「礼節の科学」を打ち立てたのです。そして、礼節のある人がなぜ栄えるのかを、さまざまな角度から証明しました。苛烈かれつな競争社会でも、結局は礼節のある人が勝ち抜くのです。ついでながら、第2部の第2章「礼節あるメール作法を身につける」には、怒りのメールを送って3億ドルの損失をした例など、おもしろい実話も紹介されています。

道に叶っていなければ、どんな戦略もアワのように消え去ります。会社が人によって動いている以上、問題はあくまで〈人〉にあることを肝に銘じるねばなりません。あらゆる開運法も、その極意は〈人〉にあるのです。

山路天酬密教私塾

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