先祖供養は何が楽しみか
令和8年9月7日
あさか大師では9月5日(土)・6日(日)の午後1時より、総回向法要(先祖供養)を勤修しました。雨天にもかかわらずご信徒の皆様が参集し、霊前にむかって読経の功徳を捧げました(写真)。

この法要は単なる回向ではなく、私たちのルーツである父母両家にアプローチする「人生を変える先祖供養」を目ざしています。そしてお経を読誦するにとどまらず、真言密教の行法によって仏を呼び、先祖に対しても直接にパワーを送ることができます。
先祖供養による霊験は数知れませんが、私たちが思いを寄せる人たちと、あの世でどんな再会をするか、それも楽しみの一つでありましょう。あの世は時間と空間の制限がありませんので、会いたい人との想念が通じれば、必ず会うことができます。
睡眠中に他界した人と出会うのは、この世とあの世を交流するからです。いわば、どなたでも幽体離脱を体験しているということです。そんなバカなと思うかも知れませんが、それは睡眠から覚めて「夢もみなかった」と思うに等しいことです。夢はどなたでも、睡眠中に体験します。ただ、目覚めてからの記憶にないだけなのです。霊媒師が自分が話したことを、何も覚えていないのも同じ理由です。
私は毎朝の行法で、ご信徒の皆様はもちろん、自分の先祖も読み上げしています。それは私があの世へ往った時の楽しみでもあるからです。四十九日(中陰)の幽界で会えるか、三途の川の向こう岸で会えるか、あの世で過ごす霊界で会えるか、もしかして天上界で会えるか、考えるとわくわくします。先祖供養の楽しみであり、また醍醐味でもありましょう。
*あさか大師の先祖供養に関心のある方は、筆者のこれまでのブログやホームページの「先祖供養」をご覧いただき、「お問合わせ」からご連絡ください。
9月の伝道法語
令和8年9月5日
9月の伝道法語です(写真)。秋彼岸にちなんで境内に掲示し、ご参詣の皆様にご披露しています。

この世とあの世は共にありますが、川の両岸に喩えることもできます。すなわち、この世を此岸とするなら、あの世が彼岸です。迷いの多いこちら側が此岸なら、悟りを意味するあちら側が彼岸です。そして、その間に流れるのが「三途の川」です。だから、これをどう渡るかが、人生の一大事といえましょう。
仏教は地獄絵図によって、善事によって功徳を積まねばならぬことを教えてきました。三途の川には奪衣婆がいて、亡者の衣類をはぎ取り、その重さを測るという象徴的な姿でこれを説いています。衣類の重さを測るとは、生前の地位や財産への執着、業の深さを意味します。
つまり、すべてを捨てた裸の自分がさらされ、あの世に持ち越せるものは功徳だけであることを教えているのです。三途の川をどう渡るかは、この世でどれだけの善事をなし、どれだけの功徳を積んだかで決まります。
水上を飛ぶように渡る人は業が軽く、生前の功徳が豊かな人です。逆に石を背負ったような足取りで渡る人は、残念ながら生前の功徳が足らない人です。いずれの姿で三途の川を渡るか、それはこの世の生き方しだいです。
9月の強運者
令和8年9月4日
9月7日~10月7日までが、暦法での9月となります。一白水星が中宮するので、南が暗剣殺、北が五黄殺、東が月破となり、注意する方位です(写真・北が下となり、一般の地図とは逆になります)。

9月の強運者は、一位が九紫火星、二位が二黒土星、三位が五黄土星です。
九紫の人は巽宮(木星)にあって自分(火星)が生じられるため、きわめて強運です。パワーがあふれ、目標を達成するに必要な人や情報が集まってきます。かかえている問題を解決する好機にもなりましょう。熱意をもって前進し、最後までやり抜くことが大切です。
二黒の人は乾宮(金星)にあって、自分(土星)が影ながら尽くすことで、成果を得ます。特に目上や上司への配慮を怠ってはなりません。誠実に勤めることで信用が高まり、必ず認められます。決して結果を急がず、あせらずに海路の日和を待ちましょう。
五黄の人は離宮(火星)にあって自分(土星)が生じられるため、強い運勢に恵まれます。過ごしやすい季節と共に、やる気が出ることでしょう。ただ、分離作用がはたらくので、口論や仲間割れには注意しましょう。〈和〉の大切さを忘れぬことです。
その他の人は、ホームページの「今月の運勢」をご覧ください。〈運〉は人の生き方と心がけが作るのです。暦はそのための指針となります。。
続・カレーの秘伝
令和8年9月1日
前回、日本のカレールーにちょっとケチをつけましたが、言い過ぎでした。お詫びをせねばなりません。野菜がゴロゴロはいった家庭のカレーも、なるほど「うまい!」と思うからです。夕暮れ時、手作りのカレーを作る楽しさは、人生における幸せのひとときではないでしょうか。
南こうせつ『荻窪二丁目』の、「荻窪二丁目裏通り どこかの窓から幸せそうな カレーライスの匂いがいつか 僕の心を急がせる」は、決してインドカレーではないはずです。小麦粉や油脂をスパイスで固めたカレールーの発明は、まさに日本の栄誉だと思います。ただ、「おふくろの味」として脳裏に残るためには、何か工夫を加えることも必要でしょう。

たとえば、市販のカレールーにクミン(写真右)を加えると、濃厚でかなりの深みが出ます。また、若い方にはガラムマサラ(写真左)を加えると、香りも辛味も増して喜ぶはずです。主婦の方は独自の味を工夫して、「幸せの匂い」を作り出してはいかがでしょうか。子供たちは、それを待つ時間がごちそうです。ご主人は居酒屋に寄らずに、「心を急がせて」帰るはずです。
老いも若きも、これほど喜ばれる料理はありません。ご自宅の窓から、幸せの匂いを漂わせましょう。いっしょにカレーを食べることで、家庭が平和になります。マンダラ世界に争いがないように、カレーによって世界が平和になります。真言密教が偉大であるなら、カレーもまた偉大な料理です。
*豪雨被災各地の皆様には、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を遂げ、平穏な日常が戻りますことをお祈りいたします。合掌

