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食事
令和8年9月1日
前回、日本のカレールーにちょっとケチをつけましたが、言い過ぎでした。お詫びをせねばなりません。野菜がゴロゴロはいった家庭のカレーも、なるほど「うまい!」と思うからです。夕暮れ時、手作りのカレーを作る楽しさは、人生における幸せのひとときではないでしょうか。
南こうせつ『荻窪二丁目』の、「荻窪二丁目裏通り どこかの窓から幸せそうな カレーライスの匂いがいつか 僕の心を急がせる」は、決してインドカレーではないはずです。小麦粉や油脂をスパイスで固めたカレールーの発明は、まさに日本の栄誉だと思います。ただ、「おふくろの味」として脳裏に残るためには、何か工夫を加えることも必要でしょう。

たとえば、市販のカレールーにクミン(写真右)を加えると、濃厚でかなりの深みが出ます。また、若い方にはガラムマサラ(写真左)を加えると、香りも辛味も増して喜ぶはずです。主婦の方は独自の味を工夫して、「幸せの匂い」を作り出してはいかがでしょうか。子供たちは、それを待つ時間がごちそうです。ご主人は居酒屋に寄らずに、「心を急がせて」帰るはずです。
老いも若きも、これほど喜ばれる料理はありません。ご自宅の窓から、幸せの匂いを漂わせましょう。いっしょにカレーを食べることで、家庭が平和になります。マンダラ世界に争いがないように、カレーによって世界が平和になります。真言密教が偉大であるなら、カレーもまた偉大な料理です。
*豪雨被災各地の皆様には、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を遂げ、平穏な日常が戻りますことをお祈りいたします。合掌

