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あさか大師
令和3年1月5日
今日から仕事始め、練習始めで、会社の方や中学校野球部の方々(写真)が新春大護摩供お参りくださいました。コロナ禍のきびしい世相の中、会社もお店も生き残りをかけねばなりません。皆様、真剣にお大師さまのご宝号「南無大師遍照金剛」を一心に唱えて、ご加護をお祈りくださいました。
今年は六白金星が中宮に入り、高貴・品格や権力・支配の意味に加えて、「闘い」の意味が強く反映します。人間は和合が第一ですが、同時に闘うことも大切な責務です。なぜなら、ライバルという相手と闘いぬいてこそ、真剣になれるからです。闘わねば強くはなれませんし、本当のやさしさも生まれません。子供の頃にケンカをした者どうしに、深い友情や絆が生まれるのはこのためです。これは会社の経営者でもスポーツ選手でも、同じことです。
宗教は〈慈悲〉や〈愛〉を説きますが、強さがなければ慈悲も愛も生まれません。真言密教にお不動さまや愛染さまのような怖い形相をした仏さまがいらっしゃるのは、そのためです。そして何より、人は煩悩とい〝自分の中の敵〟と闘わねばなりません。六白金星の今年こそ闘いに励み、堅固な身心を獲得しましょう。