「盆踊り」とは何か

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先祖供養

令和8年8月8日

 

私が若い時に愛読し、いまだに大切にしている本の一冊に『霊話・不思議』(金峰山寺刊行)があります(写真)。これは20代の折、吉野の蔵王堂で購入したもので、当時の五條覚澄ごじょうかくちょう管長様のご著書でした。今ではおそらく入手困難と思いますが、ご覧のように何度も読んだためか、カバーもボロボロになりました。

私がこの本の中で、特に印象に残っているのは、霊を満足させる「供養宴くようえん」というお話です。管長様は毎月1日の夕方、お酒やご馳走を持ち寄って地獄谷(脳天大神)に集まり、これを供えて宴会を催したというのです。これはお経よりも、一杯の水、ひとにぎりのめしを欲する霊と共に、集まった人たちがお酒を飲み、歌をうたって過ごすという趣向でした。

供養を受ける霊と共にあって、ある人はゲラゲラと笑い、ある人はシクシクと涙を流し、ある人は腹にたまったうっぷん吐き出すなど、皆がその本音ほんねを顕露にしたそうです。また、参加した人はその後、不思議に運がよくなったとも記されていました。

このお話を読んだ私は、「盆踊り」の意味を「なるほど!」と理解したことを鮮明に覚えています。お盆にお迎えした先祖の霊をもてなし、共に歌って踊る日本仏教の習俗がみごとに発揮されているからです。何と明るく、何と大らかなお国がらでしょうか。お盆とは先祖供養のためであると同時に、共に過ごすことを楽しむための時間だったのです。「東京音頭」はヤクルトスワローズの応援曲にとどまらず(笑)、集まった先祖と共に楽しみたいものです。

あさか大師は狭い本堂ですが、私もいつかは皆様と共にご馳走を持ち寄り、先祖の位牌に供え、その後にカラオケ大会を催したいものだと本気で思っています。お寺は楽しいところと思い、ますます好きになること、間違いありません。

*あさか大師の先祖供養につきましては、私のブログ、またホームページの「先祖供養」をご覧ください。

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