インスタントラーメン

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社会

令和元年5月25日

 

ごく、まれにですが、インスタントラーメンを食べることがあります。

ちょっと気づいたのですが、一時のような高級品がなくなったように思います。『中華三昧』はスーパーにはありますが、コンビニにはありません。かつて『揚夫人(マダムヤン)』という高級品が流行し、美しい台湾女優さんの「マダムヤンは私のラーメンです」というテレビCMが一世を風靡ふうびしました。商品よりも、画面に映る妖艶ようえんなこの夫人を、日本中の男たちが口を開けて見ていたものです(笑)。昭和50年代でしたが、ネットの動画で見ることができますので、なつかしい方はぜひご覧ください。

同じころ、『華味餐庁(カミサンチン)』が発売されました。こちらの女優さんの「お客さまに出せるラーメンです」を覚えていますでしょうか。また、生タイプのものも発売され、インスタントラーメンはまさに苛烈かれつな競争となりました。

実はこの当時、私は「こんな商品は近いうちに消えますよ」予言をしたのです。そして、『中華三昧』以外は、予言のとおり消えました。

私がどうしてそんな予言をしたか、わかりますでしょうか?

インスタントラーメンはどのように工夫をしても、〝行列のできる〟ラーメンにはなりません。だから、インスタントはインスタントらしくあってほしいと思ったからです。いま、スーパーやコンビニで売れるのは、きわめて平凡なインスタントラーメンです。それでよいのです。

人間社会も同じことで、自分とは〝自らの分〟なのです。それを忘れるべきではありません。自分らしく、その本分に徹すれば、いいことがあるのですよ。

 

山路天酬密教私塾

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