第二の才能

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護摩

令和元年5月5日

 

今日も月初めの行事があり、昨日と同じようにお護摩(写真)と光明真言法要をいたしました。

11時半のお護摩

私は毎日のお勤めとして、午前11時半にお護摩を修しています。これだけは絶対に続けようという決意と、またそれを習慣にしてしまえば、けっこう楽しくできるものです。

真言密教ではよく〈法力〉などと言いますが、それは特別な荒行からばかり生まれるわけではありません。もちろん、荒行もけっこうですが、私はむしろ毎日の積み重ねこそ大切だと考えています。なぜなら、法力は仏さまの加持力かじりきと、お導師(行者)の功徳力くどくりきと、ご信徒の法界力ほうかいりきが合体して生まれるからです。法界力とはまさにご信徒の祈り、お寺に遍満するパワーのことです。

仏さまの前でお導師ばかりがどんなに頑張っても、たかが知れています。ご祈願を依頼したご信徒が一体となって、また、それを続けることで絶大な法力が生まれるのです。だから、あさか大師ではお導師や僧侶の方と共に、ご信徒も一緒に読経をしています。そして、それを毎日続けて続けています。だから、不思議なことがおこるのです。

「継続は力なり」です。特殊な才能など、そうそうあるものではございません。平凡でよいのでございます。ただ、続けることが肝要なのでございます。継続は〝第二の才能〟なのでございます。

 

山路天酬密教私塾

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