あの世とこの世

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法要

令和元年5月4日

 

今日は月初めの行事日で、午前11時半よりご祈祷のお護摩を、午後1時よりご回向の光明真言法要がありました。皆様、熱心に参拝し、自ら読経もなさっておられました。写真は午後の法要のものです。

光明真言法要

いったい、あの世とはどこにあるのでしょうか。私はあの世はここにある、つまり、この世と共に同時にあるとお話をしております。この世を現世というのは、あの世の〝写し〟だからです。あの世がフィルム、この世が映像です。一対の鏡、一対の音叉おんさにたとえることもできましょう。だから、この世でおこることは、先にあの世でおこるのです。人が亡くなる前、夢の中で挨拶に現れるのはそのためです。子供さんが事故に遭う時、お母さんが胸騒ぎを覚えるのもそのためです。

人は平等だといいますが、平等なのはその〝権利〟だけなのです。人は決して平等などではありません。私たちは一人ひとり、顔も体も、ものの考え方も能力も違います。健康な方もいれば、病弱な方もいるのです。富裕な方もいれば、貧困に悩む方もいるのです。これは私たちがこの世に生まれる以前、あの世での生活があったという意味なのです。

あの世が幸せにならなければ、この世は決して幸せにはなれません。だから、先祖供養はとても大切です。あさか大師ではお仏壇がなくとも、簡単に供養し、法要が受けられる方法をご紹介しています。関心がありましたら、お問い合わせください。

死んだら何もないとお考えになるのはご自由ですが、何もないなら、何もないと確かめることもできませんよ。その時、何かがあったら、どういたしますか。困りますよ、きっと。

山路天酬密教私塾

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