星祭り大護摩の金粉

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あさか大師

令和5年2月13日

 

あさか大師では昨日、恒例の星祭り大護摩を奉修しました(写真)。先日もお話をしましたが、厄除は厄年の人だけがご祈願をすればよいわけですが、星祭りはご家族全員でご祈願していただきたいと思っています。なぜなら、盛運の人も衰運の人も、いっしょに仲よくご祈願するのが星供曼荼羅ほしくまんだらの教えであるからです。星祭り札はたくさん開眼しましたので、ご希望の方はこれからでもお申込みください。

星祭りはその星供曼荼羅を本尊として、はたへいを安置し、紙銭しせん(神仙界のお金)・茶葉(仙薬)・ナツメ(仙菓)・交飯きょうぼん(小豆めし)など、めずらしいお供えをなし、作法もかなり特殊です。また神仙界の神さまは、大変に光を好みます。キラキラしたものを好み、お護摩の間にも、その象徴として金粉が降り注ぐことがあります。

昨日はご参詣の方々には特にお話はしませんでしたが、お護摩の後に、自分の手のひらに金粉が付いていました。このような現象はこれまでに何度も体験しています。はじめは僧侶が振る錫杖しゃくじょう(金属製の仏具)の真鍮しんちゅうが粉末となって飛んだものかと思ったものでした。しかし、錫杖を振らずに星祭りのお護摩を修しても、結果は同じでした。

これは神仙界の神さまがお喜びになっているものと解釈し、吉祥の現象としてありがたく受け止めています。また、昨日の祈願札をお受けになった皆様が、厄難を転じて吉祥となりますことを念じてやみません。これで年頭行事が終了しました。来月は21日(お大師さまご入定日)に正御影供(午前11時半)と春彼岸会(午後1時)を奉修いたします。

山路天酬密教私塾

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