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あさか大師
令和4年10月21日
本日は二名の方が出家受戒し、密教修行への新たな歩みを開始しました。大変に緊張した様子でしたが、何度もの礼拝をくり返して、お大師さまへの誓いを立てました(写真)。
最近はお若い方はもちろんですが、定年後は仏道修行をしたいと希望している方が増えています。ただ、仏門に入ろうとしても、それだけの縁がなければ叶いません。また歴史ある本山は敷居が高く、費用も大変だという声も聞きます。仕事も休まねばならず、髪をおろして剃髪をするのも、(特に女性は)むずかしいはずです。
私はこうした要望に応えるべく、あさか大師での僧侶志願者を募集しています。剃髪の義務もなく、仕事をしながらでも本格的な修行が可能で、賁用にも充分な配慮しているユニークな寺院であると自負しています。まだ4年目でありますが、すでに36名の方が入門しました。ご希望の方は、お問い合わせください。
日本の仏教には大きく分けて二つの流れがあります。心の真如を自らが求める自力派が一つで、禅宗がその代表です。また、あくまでも阿弥陀さまの救いを信じる他力派もあり、浄土宗や浄土真宗がその代表です。では、真言密教はどちらのかといいますと、実はいずれでもありません。自力と他力を融合した、いわば加持力派なのです。自分の努力も必要ですが、あくまでお大師さまの救いを信じるところに、その極意があります。
私は毎日のお護摩によって、また病者加持や先祖供養によってそのことを実証して来ました。ぜひ、多くの方にその加持力を知り、また体験していただきたいと念じてやみません。皆様からのご連絡をお待ちしています。