顔と名前を覚える
令和元年5月11日
よく営業の方から、顔写真入りの名刺を渡されますね。あれは何のためかといえば、もちろん顔写真によって自分を印象づけるためでしょう。そして、その顔写真の印象によって、少しでも自分の名前を早く覚えていただくためでしょう。
人はこの世で何が一番大切なのかといえば、それはもちろん自分自身なのです。そして、その一番大切な自分の顔と名前を、少しでも早く覚えてくれた方に好意を持つのです。逆にいえば、人の顔と名前を少しでも早く覚えられる人は、多くの人から好意を持たれるのです。特に、リーダーとして人の上に立つ人は、この当たり前の事実に気づかねばなりません。
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夫婦
令和元年5月10日
近年、結婚式のご召待は遠慮させていただいております。
それでも、以前はまれには出席し、いつも同じ挨拶ばかりしておりました。それは、イギリスの詩人で劇作家のオスカー・ワイルドの言葉から引用したものでした。彼はこんなことを言っています。
「結婚して三日間は男も女も夢中である。三ヶ月間は互いに相手を観察する。そして、三年間はやさしく愛し合う。しかし、後の三十年間はともどもに我慢し合って生活するものである」
いかがでしょうか? 何やら、ハッと胸をつかれたお顔が浮かびますよ。
ところが、この続きがいいのです。
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健康法あれこれ
令和元年5月9日
何年前でしたか、『病気にならない生き方』という本がベストセラーになりました。この本には、牛乳は子牛の飲み物であるから乳製品は体によくないと書かれています。すると今度は『病気にならない生き方で、なる病気』という本が出ました(笑)。こちらの本には、牛乳やヨーグルトをとらずして、どうやって健康を守れるのかと書かれています。
同じように、糖質制限で健康になるという意見があれば、糖質制限は危険という意見もあります。朝食は絶対に取りなさいという意見があれば、朝食はぬいた方がいいという意見もあります。運動不足が成人病を招くという意見があれば、長生きをしたければ運動をやめなさいとういう意見もあります。驚いたことには、これらはすべて立派なお医者さんの意見なのです。こうした正反対の意見を聞くたびに、皆様はどうしていいのかわからなくなることでしょう。
私の考えを申し上げるなら、健康法とは百人百様で、要は自分にあった方法を見つける以外にはありません。牛乳が合う人もいれば、たちまちに下痢をおこす人もいます。長い歴史の中で、日本人は米を常食してきたわけですから、糖質をまったく排除するのも不自然な話でしょう。
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友とするに悪き者
令和元年5月8日
吉田兼好の『徒然草』は、私の長年の愛読書です。もし一冊の本を持って無人島に行くとしたら、私はたぶん『徒然草』を選ぶことでしょう。『論語』にも劣らぬ人生の智恵が、いたるところに見い出せるからです。
私が残念に思うのは、これが大学受験の古文として出題されることです。強制的に詰め込み式で勉強をさせられた高校生は、もう二度とこんな本を手にしません。でも、やがて歳月を経てこの本を読めば、いかに〝人生の極意〟に満ちたものであるかがわかるはずです。どなたでしたか「ヘタな人生論より『徒然草』」と言っていたのも、なるほどと思うのです。
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ため息
令和元年5月7日
皆様は、いかがでしょう。よく、ため息をつきますか?
実は、若い頃に読んだ自己啓発の本に、「ため息をつくほど幸運が逃げて行く」と書かれてありました。私はなるほどと思い、ため息をつくことを、極力やめようと心がけました。確かに、ため息をつくと、幸運が逃げて行くような気がします。まわりの人への気くばりとしても、決してよいとはいえません。
ところが、ある友人からは、まったく反対の意見を聞かされました。つまり、ため息こそは、ストレス解消の妙薬だというのです。特に、風呂に入った瞬間のため息こそは、最高の気分転換だと言うのです。そうすると、これはこれでまた正しいような気がしてきます(笑)。では、どっちが正しいのだろうと、自分なりに考えたものでした。
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宝くじとギャンブル
令和元年5月6日
私はたった一度だけ、宝くじを買ったことがあります。あさか大師の建立を決意した時に、その予算を心配した方にすすめられたからです。もっとも、私は宝くじの買い方を知りませんでしたので、その方に5000円ほどをお渡して一任しました。それでも、2000円ほど当ったように記憶しています(笑)。
実は私はこれまでに、宝くじでも買ってみようかと、何度も思い続けた経験があります。もちろんそれは、手元が不如意で金策に悩んだためです。でも、結局は思い留めました。それは、私なりの存念があったからです。
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第二の才能
令和元年5月5日
今日も月初めの行事があり、昨日と同じようにお護摩(写真)と光明真言法要をいたしました。
あの世とこの世
令和元年5月4日
今日は月初めの行事日で、午前11時半よりご祈祷のお護摩を、午後1時よりご回向の光明真言法要がありました。皆様、熱心に参拝し、自ら読経もなさっておられました。写真は午後の法要のものです。
右往左往(うおうさおう)
令和元年5月3日
お護摩のご祈願する場合、必ず願目が入ります。つまり、護摩札であれ護摩木であれ、ご祈願の主旨を宣言するわけです。
護摩札の場合は病気平癒や商売繁昌といったように、総体的な願目を書きます。護摩木の場合は、たとえば「〇〇病早期回復」「〇〇医師、〇〇手術成功」や「㈱〇〇雇用促進」「新商品〇〇売上向上」といったように、より具体的に書きます。これによって何を目的にご祈願をするのか、明確にして集中力を高めるわけです。
実は、人の心は意外に集中しません。本来の目的を失って右往左往することが多いのです。
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病気の真実
令和元年5月2日
暖かい春なのに、風邪を引いている方が多いようです。皆様、ご用心なさいませ。
風邪は引かないにこしたことはありません。しかし私は、風邪はいわば体のリセットだと考えています。風邪を引いて体を通過させれば、新しい体によみがえるからでございます。だから、時には風邪を引いた方がよいのかも知れません。
実は私は、人は病気になるから健康でいられるのだとさえ思うのでございます。「何をバカなことを」と、お思いになりますでしょうか。「ふざけるな」と、お思いになりますでしょうか。そうではないのです。病気は本来、健康を守ろうとする尊い働きであることを知らねばなりません。
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