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人生
令和8年5月5日
五月の伝道法語を、境内の掲示板に公開しています。お隣りの老人ホームの方が、よく声に出して読んでくれています(写真)。

人生に失敗はつきものです。いや、成功よりも、むしろ失敗することの方が多いはずです。何度もの失敗を重ねた上に、やっと成功があるといった方が適切かも知れません。
だから、前向きなプラス思考も大切ですが、マイナス思考もまた大切です。最悪の事態に対する備える覚悟がないと、イザという時の対応ができません。人はその失敗の時にこそ、真価が問われます。失敗という逆境から何を学ぶかで、次の成功を手にすることができるからです。失敗から何も学べなければ、それは、ただの失敗に過ぎません。もし「成功の法則」というものがあるなら、それは「失敗の法則」でありましょう。逆境の時にこそ、決して沈んではなりません。
しかし、順境の時に浮かれてはなりません。三度ことをなして、三度とも成功したとするなら、むしろ「危ない!」と思いましょう。その成功が浮かれ気分となり、自信過剰となり、増上慢となり、取り返しのつかない失敗を招くからです。人生とは沈まず浮かれずの二つながらを、常に心得ることが大切なはずです。

