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格安健康法

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令和6年7月10日

 

私がすすめる〈格安健康法〉の筆頭は、何といっても〝歩く〟ことです。気に入ったウォーキングシューズを履いて、元気に歩きましょう。

ただ、炎暑の中で無理をしてはなりません。そこでおすすめしたいのが〈水平足踏み〉です。これは故・加藤治秀医師が提唱した健康法で、瀬戸内寂聴さんが実践していたことから一時は話題になりました。その著書『万病に効く・水平足踏み』もマキノ出版から刊行されましたので、今は古書で求めることができます(写真)。

水平足踏みはいたって簡単です。腕を振りながら、太ももを床と水平になるまで高く上げる運動を一日3分間続けるだけなのです。しかも高血圧・心臓病・糖尿病・腰痛など、多くの症状に効果抜群です。左右の足を強く踏むことで、骨盤調整にもなりましょう。

しかし、いざやってみると、意外にシンドイかも知れません。水平まで届かない人が多いのも驚きです。私は毎朝タイマーをセットして、お供えのお茶を沸かす間に実践しています(アッという間!)。下半身の筋力をつけることは健康法のキーワードで、心臓だけでは下半身の血液を充分に循環させることができません。

高齢者がよくつまずいて骨折するのは、下半身の筋力が衰えているからです。お金もかからず、天候に関わりなく、わずか3分間でできるこの健康法をぜひ実践してみてください。グルコサミンを飲むだけでは不充分とお心得を。

続・一番手ごろなサプリメント

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令和6年6月26日

 

ビール酵母には粉末もあります(写真)。

 

私は豆乳やヨーグルトに混ぜて朝食にしています。栄養価が高いせいか、お昼になってもあまり空腹を感じません。ダイエット食としてもおすすめです。

ついででありますが、朝食をとるべきか否かの両説は、その方の生活によって異なります。夕食の遅い方は、胃腸に負担がかかっていますから、無理に食べる必要はありません。軽いジュースなどでもよいわけです。早起きで朝から仕事をするような方は、朝食が必要です。

たとえば農業や漁業を職業とする方は早起きで、しかも早朝から仕事をします。6時・7時にもなればお腹がすきますから、朝食が必要となりましょう。自分の生活に合わせて、朝食の是非を考えていただきたいと思います。

一番手ごろなサプリメント

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令和6年6月23日

 

サプリメントが大流行ですが、何しろ種類が多く、どれを選ぶかに迷います。費用も大変です。そんな相談を受けた時、私はいつも「エビオス(ビール酵母)がいいですよ」とお話をしてきました。一番手ごろで、費用も安いからです(写真)。

とにかく、その栄養量が半端ではありません。九種のビタミン・九種のミネラル・九種の必須アミノ酸(タンパク質)・亜鉛・葉酸・核酸・食物繊維と、ほとんどを含有しています。一回10錠が目安ですが、慣れればどうということはありません。女性の方には小粒タイプ(スーパービール酵母)もあります。

ただ、ビタミンCとEが足りませんので、マルチビタミンなどで補えば万全でしょう。特に胃腸の弱い方、お腹が張る方、妊産婦の方、虚弱体質の方にはおすすめです。

もちろん健康の基本は食事です。しかし、完璧な食事というのもまた困難なことです。サプリメントも上手に利用しましょう。あれもこれもと手を出さずに、一度お試しになってください。

続・偉大な発想は何から生まれるのか

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令和6年5月27日

 

18世紀のフランスに、ジャン・ジャック・ルソーという偉大な思想家がおりました(写真)。私はたまたま誕生月日が同じという奇遇も手伝ってか、若い頃からこの思想家に興味をいだき、その著書も愛読しました。ちなみに、童謡の『むすんでひらいて』はルソーの作曲です。歌詞(作詞者不明)は「もめごとがあった時は、互いに手をゆるめよう」というのが本当の意味です。

ルソーは著書の中でこんなことを述べています。

「歩くということは、私を生き生きとさせ、思索を活性化させるものがある。じっとしていると、私はほとんど何も考えることができない。私の精神を動かすためには、私は動いていなければならないのだ。田園のながめ、心地よい景色、大気、それらすべてが私の魂を開放し、思想をいっそう大胆に導く。私の心は気に入るものを統合し、一体化し、美しい映像に囲まれ、甘美な感情に酔いしれる」(『告白』一部中略)。

およそ散歩という日常の行為を、これほど知的に昇華しょうかさせた人はいないと思います。ルソーは孤独でありましたが、孤独とさびしさは異なるものです。そして、人はその本質が孤独であることも知らねばなりません。孤独を自覚してこそ、人は自分に立ち返り、求める幸福から与えられた幸福を知ることができるのです。さびしいと思うのは、あれがあればこれがあればと、幸福を外に求めるからです。

皆様の近辺にも、心をいやせる場所が必ずあるはずです。本来の自分にもどれる時間を、ぜひ作ってください。太陽の光は幸せホルモンとなり、自然の草木は絵画となり、鳥のさえずりは音楽となるのです。

偉大な発想は何から生まれるのか

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令和6年5月26日

 

あさか大師から新河岸川しんがしがわに沿って遊歩道を1キロほど東南に進むと、「わくわく田島緑地」に出ます(写真)。美しい自然に恵まれ、散歩には絶好のコースとなります。私は毎日、運動靴をはいてここを散歩するのが日課になりました。

また、当所は新河岸川が荒川に合流する要所でもあり、池波正太郎著『鬼平犯科帳』の名作「大川の隠居」で〈川越船頭〉が暗躍する舞台でもあります。私はことのほか鬼平ファンでありますから、時が変わった240年後の景観を、ひそかに楽しんでいることになりましょう。

散歩をして10分ほどすると体温が上がり、血行が促進し、意識はいつの間にか日常から離脱します。足を使って歩くことにより、眼前の景観が脳を刺激して時空を超えるからです。知的世界が開け、新しい発想が生まれることは間違いありません。

私はお釈迦さまやお大師さまは、偉大な瞑想の行者であると共に、〈旅の行者〉であったと思っています。お釈迦さまは生涯にわたって、インド各地の伝道布教を続けました。お大師さまは若き日に奈良や四国を練行れんぎょうし、後には京都と高野山を巡錫じゅんしゃくしました。偉大な発想はこうした旅の途中で生まれたのです。

お遍路(巡礼)をして病気が治ったり、新しい生き方に目覚めるのは、足を使って歩くことにより、身も心も変わるからです。足は第二の心臓です。そして全身の縮図です。足の裏をもむ健康法があるではありませんか。

散歩なら費用はかかりません。トレーナーも不要です。年齢も問いません。皆様もぜひ、一日30分ほどの散歩を実行してください。今までとは別の人生が開けます。考えがまとまり、アイデアがひらめきます。もしかしたら、「人間は考える足?である」かも知れません(笑)。

異次元体験を望むなら

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令和5年8月31日

 

日本人の体温が、非常に低下しています。特に女性の方は、35度台の方が増えました。人間の体温は36・5度をもって、正常に働くようできていますから、これでは体調不良を訴えたり、病気になるのもあたりまえです。

低体温によっていかに健康を害するかについては、石原結實ゆうみ先生のベストセラー著書『「体を温める」と病気は必ず治る』によって、かなり知られるようになりました(写真右)。また女性用としては、同著者による『女性の不快症状は体を温めると必ず治る』もあります(写真左・共に三笠書房刊)。

低体温によって、人間の体にどんな症状が現れるかについてお話をしますと、36・5度(健康体)・36・0度(皮膚に触れると冷たく、やや震えがおきる)、35・5度(排泄不良・自律神経失調症・アレルギー疾患)・35度(ガン細胞の増殖)・34度(水におぼれて、生命回復がギリギリの状態)・33度(冬山で遭難そうなんし、凍死寸前の幻覚が現れる体温)・30度(意識消失)・29度(瞳孔拡大)・27度以下(死体の体温)、などとなります。体重をはかるより体温を測ることが、いかに大切であるかお分かりいただけましょう。

現代人は夏には24時間クーラーを使い、冬でも夏野菜を食べ、ペットボトルの冷たい水を飲み、お風呂に入らずシャワーで済ませる生活をしている方が多いのですから、体温が低下するのは当然です。水分補給は大切ですが、汗や尿によって十分に排泄しなければ、体が冷えます(中医学では水毒といいます)。塩分を控える人がこれほど多くとも、高血圧の人口はいっこうに減りません。塩分が体温維持に必要な根拠も、ここにあります。もちろん、運動不足による下半身の筋肉低下から、心臓に負担がかかるという理由もあります。

石原先生はショウガ紅茶やスクワットなどをすすめて、体温を上げる食事や運動を提唱しています。しかし、私が提唱するのは、何といっても読経です。私などは毎日のお護摩の後は、サウナに入った時のように汗が出ますが、読経だけでもかなり体温は上がります。しかも、お腹から大きな声で読経をすればストレスを発散し、新陳代謝を促進します。皆さん、髪の毛や爪の伸びが早くなるといいます。しかも神さま仏さまには法楽となり、先祖には供養となり、自分には健康のためになるのですから、やらない手はありません。

ただし、眠気を誘うような読経ではいけません。天上に響くように、堂内が振動するように、全身で唱えることが大切です。その異次元体験を望むなら、あさか大師にお越しください。毎日、11時半からです。

皆さん、「異次元体験!」ですよ。

続・奇跡がおこる「幸せの粕汁」

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令和5年8月28日

 

酒粕さけかすのすぐれた薬効については、秋田大学名誉教授・滝澤幸雄たきざわゆきお先生の研究発表によって明らかになりました。今では手軽な書籍がたくさんありますので、ぜひご覧になってください(写真は学研『酒粕のパワーでやせる! 健康になる!』)。

酒蔵の杜氏とうじの方々は肌はツヤツヤ、手はツルツルでシミ一つありません。酒造会社が酒粕化粧品の開発を競っているのも当然のことです。そして、酒粕を日常に食していれば、ダイエット効果も高まります。それどころか、酒粕は血糖値や血圧を下げ、動脈硬化や脳梗塞を予防し、アレルギー体質を改善し、肝機能を復活させ、さらにはがん・骨粗しょう症・更年期障害・うつ病・認知症・老化などに、信じられないほどの薬効があります。『奇跡がおこる「幸せの粕汁」』が、まんざら大げさではないことをわかってほしいのです。

その秘密は、発酵食品ならではの豊富な栄養素にあります。タンパク質・食物繊維・ビタミン(特にB群)・ミネラルなどはもちろん、アミノ酸も半端ではありません(糖質が多いのに、血糖を吸収します)。調理法は無限に広がりますが、味噌汁に加えたり、甘酒としていただくのが最もポピュラーです。スーパーでも酒粕の甘酒は人気があり、まさに「お米のヨーグルト」といえるのです。

日本には味噌・醤油・梅干し・納豆といったすぐれた食品がありますが、酒粕を見逃してはなりません。皆さんは酒粕というと、何となく「酒臭い!」というイメージがあるでしょうが、決してそんなことはありません。私も「幸せの粕汁」を知って以来、ヤミツキになりました。

和食が世界的に人気があるのはよいとして、私はいずれ、酒粕が世界中から注目されることを信じて疑いません。それほどに、日本のお米は偉大だということです。皆さんも、ぜひ酒粕を見直してください。そして、ご家族の健康を守り、奇跡をおこしてください。

奇跡がおこる「幸せの粕汁」

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令和5年8月24日

 

私は毎日、だくさんのみそ汁に酒粕さけかすを加えた、いわゆる〈粕汁かすじる〉を作っていただいています。

そして、ご先祖にも供え、僧侶やご信徒の皆さんにもふるまっています。特に弟子僧はお護摩の後、持参したおにぎりをいただきますので、この粕汁が楽しみなのでしょう。若い方は三杯もおかわりします。そして、粕汁とはこんなにもおいしかったのかと驚き、身も心もホッとして幸せになります。落ち込んだ人までも顔色が明るくなり、食欲が出て、元気をいただきます。まさに、奇跡がおこる「幸せの粕汁」です。その事実は、多くの方々が知っています。

粗食を代表して「一汁一菜いちじゅういっさい」などといいますが、具だくさんであれば煮物もいらないほどの、実は豊かな食事なのです。私は普通、ダイコン・ニンジン・ゴボウ・しいたけ・こんにゃく・油あげ・豆腐の七種類を入れています。酒くささなどありません。どなたでも、喜んでいただけます(写真)。

人は何が幸せかといえば、おいしいものをいただいている時です。幸せは感じ取るものですが、いつでも、どこでも、誰でもとはいきません。しかし、おいしいものをいただいている時ばかりは、みんなが幸せになります。若い頃、私はもらって来たパンの耳ばかりで暮らした時期がありましたから、そのことは身をもって知っています。

普通にご飯をいただけることこそが、人としての第一の幸せです。普通にご飯をいただければ、あとは何とかなるのです。皆さんも、奇跡がおこる「幸せの粕汁」に出会えるよう、あさか大師へお越しください。ただし、行事の時は出せません。普段の日におにぎりを持参すれば、たいていは出会えます。

ちなみに、私は全国の酒粕を試食しましたが、自信をもっておすすめするのは広島・〇〇〇酒造のものです。絶品ですよ。

不老長寿の仙菓

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令和5年6月1日

 

私はお菓子はあまり食べない方なのですが、代わりにいただいている〝おやつ〟が二つあります。

その一つがナツメで、中医学(漢方)では「大棗たいそう」という生薬で呼ばれています(下写真右)。胃腸の弱い人には最適ですし、食欲のない時や疲労がたまった時にナツメを食べると元気になります。また血が不足していたり、不眠で悩んだ時などの症状に効能があります。つまり滋養強壮・精神安定の妙薬なのです。さらに、花粉症で悩んでいる人には、これをせんじて飲むよう、そっと(!)教えています。

ナツメは日本ではあまり普及していませんが、中国や韓国ではかなりメジャーな食材です。中国の火鍋(フォーゴー)や韓国の参鶏湯(サムゲタン)などには欠かせません。ホテルの朝食にさえ出されることもあります。ほんのりと甘く、とてもおいしいです。今はネットでも手に入り、無農薬栽培やタネ抜きの商品もあります。

ちなみに、ナツメはあさか大師で毎年二月の第二日曜日に奉修する〈開運星祭り大護摩〉のお供物でもあります(下写真・奥より三列目)。つまり、神々の仙菓せんかとして、これを供えるわけですから、私には特に霊気のこもったありがたい食材といえるのです。中医学では「ナツメを一日三個食べれば老化を防ぐ」とされ、私は毎日これを実行しています。事実、年のわりには若く見られますよ。

さて、二つ目はクルミです(上写真左)。中医学には臓器を強くするには、同じような形をしたものを食べなさいという教えがあるのをご存じでしょうか。そこで、ボケ防止には脳の形をしたクルミがよいといえるのです。首をかしげる人もいるでしょうが、これは本当です。中医学では「胡桃肉ことうにく」と呼ばれ、れっきとした生薬なのです。私はかなり思考回路を働かせるので、ナツメといっしょにポリポリとかじっています。思考回路の悪い人(失礼!)は、ぜひお試しを。

クルミはまた、いま話題のオメガ3系オイルをたくさん含んでいます。魚油に含まれるDHA・EPAと共に、悪玉コレステロールや中性脂肪を下げ、血流を促進します。講釈はともかく、成分など何も知らなかった古代人の智慧には驚かざるを得ません。まさに〈仏智ぶっち〉といえるのです。

足裏は人体の縮図です

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令和5年4月10日

 

足裏は人体の縮図です。なぜなら、足裏にはたくさんの〈反射区〉があり、それが人体の要所に直結しているからです(写真は大堀和三著『人は足から健康になる』インターハート刊より)。

この足裏の反射区をもむと、体の調子がよくなることは間違いありません。反射区には血液の汚れがたまっているからです。その汚れが多いほど、指でもむと痛みを感じます。ちょっとさわった程度でも、悲鳴をあげる人がいるほどです。これは本当ですよ。なぜなら、心臓の位置は身体の上から三分の一の高さにあります。したがって上半身の血液はよく循環しますが、身体の下ほどその循環が悪く、足裏には血液の汚れがたまっていしまうのです。だから、足裏は「第二の心臓」とまで呼ばれるのです。

作家の橋田壽賀子すがこさんは一昨年、96歳の天寿をまっとうしましたが、とにかく健康法には熱心でした。朝から水泳に励み、夕方は犬の散歩、テレビを見る時は自転車のペダルを回し、電話中は竹みを実践しました。この竹踏みこそ〈足裏健康法〉にほかなりません。

私もかつては台湾の官有謀かんゆうぼう先生の講習会に参加し、その原理を熱心に研究しました。また足裏ローラーを購入して、今でも実践しています。また、入浴中はふくらはぎもよくもむよう心がけています。足裏からふくらはぎまでもむのが、官先生の教えであったからです。

昔の人はわらじをいて仕事をしたり、お遍路をしましたが、これはまさに足裏健康法であったのです。お遍路によって奇跡的に健康を取り戻した場合、信仰に加えてこの足裏健康法が役立っていたことも事実ではないでしょうか。食事とともに、歩くことが健康の基本であることは、昔も今も変わりません。

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