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金運宝珠護摩

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令和4年1月17日

 

本日は第三日曜日で、午前11時半より厄除・災難除に加え、金運宝珠護摩を修しました。新型コロナの感染者がまた増える中、マスク着用のうえ、体温測定や除菌に努めながらお集まりいただきました(写真)。

今年は五黄(!)の年ですので、このような事態は特に予測されます。お大師さまの前に『仁王護国般若経』と『仏母大孔雀明王経』を供え、地球規模での国難に祈りを込めました。終息を願ってやみません。

月始めの総回向

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令和4年1月9日

 

昨日と本日は、新春大護摩の合い間に、月始めの総回向を修しました。新型コロナ感染者がまたまた急増したためか、初詣を済ませている方が多いせいか、さびしい集りでしたが、僧侶の方もご信徒の方も元気に読経をしました(写真)。

また、初詣には長年お会いしていたかった方が何人かお見えになり、とてもうれしくなりました。何の連絡もしていなかった方が、私を忘れずにいてくださったことに、感動すら覚えました。

まいた種は、スグに芽が出るわけではありません。一つの縁が永くつながり、その縁が熟さねば結果という芽は出ません。遠い過去に私がまいた種が芽を出し、花を咲かせてくれたのでしょう。さらに実を結ぶまで育つかどうかは、今後の努力しだいです。自分を戒め、肝に銘じることにいたします。

続・新春大護摩

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令和4年1月5日

 

初詣の新春大護摩も5日目となり、会社の方がご祈願に見えています。また、毎年の地元・中学校野球部の方々が、練習始めに当たって必勝祈願にお参りしました(写真)。皆さん礼儀正しく、お大師さまの前で一人ずつ合掌して行きました。

今年は寅年なので、「トラの勢いで練習しましょう」とお話したこととは言うまでもありません。阪神タイガースにも、ぜひ優勝してほしいと思います。

また、聖徳太子の時代、寅年・寅の日・寅の刻に毘沙門天びしゃもんてん(福徳と必勝の神さま)が、奈良の信貴山しぎさんに出現しました。寅年は毘沙門天とご縁が深いとされるのはこのためです。しかも、今年は元旦が寅の日でした。また立春の2月も寅の月です。皆様もぜひ、毘沙門天の福徳と必勝のご加護をいただいてください。

新春大護摩

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令和4年1月3日

 

あさか大師初詣の新春大護摩も三日間が過ぎ、大勢の方にお参りいただきました。開山4年目の初詣は、天候にも恵まれ、僧侶の方も元気に読経しました。新春大護摩にあたっては、お参りの方と全員でお大師さまのご宝号「南無大師遍照金剛なむだいしへんじょうこんごう」をお唱えしています。新しい遍路大師像へんろだいしぞうにも、合掌する方が増えているようです。

写真上は新春大護摩の熱祷、下は受付の様子です。

令和4年初日の出

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令和4年1月1日

 

謹賀新年・恭敬三宝。

令和4年元旦にあたり、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。あさか大師の境内より礼拝した初日の出を配信して、これより新春護摩のご祈祷に入ります。今年もよろしくお願い申し上げます。

令和4年元旦  午前6時50分

遍路大師像開眼法要

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令和3年12月19日

 

いよいよ年内も、残すところ10日ほどとなりました。本日は午前11時半より、今年最後の金運宝珠護摩を修し、長いコロナ禍の終結と来年への福徳を祈りました(写真)。皆様の祈りが結集し、新たな希望となることを念じてやみません。

また、その後は三周年記念事業としての遍路大師像開眼法要を挙行しました。皆様の信心と浄財が実を結び、今日を迎えられたことを感謝いたします。大勢の方が集い、僧侶の方の声明やお子様の献花をいただき、遍路大師像の霊気が境内にみなぎったように思います(写真)。

気のせいかも知れませんが、この遍路大師像が完成して以来、参詣者の方が増えてきたように思います。それだけお大師さまの力が遍満し、それが人を呼ぶのだと思います。ささやかな事業ではありますが、この仏縁がさらに弘まることを期しております。

月初めの総回向

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令和3年12月5日

 

昨日と今日は月初めの総回向を修しました。早くも、今年最後の総回向となったわけです。当然ながら、来年の暦や厄除のお話となりました。私が来年の九星盤を使って、簡単な説明をしましたが、皆様が熱心に聞いてくださいました(写真)。

一つだけお話をしますと、厄除は〝数え年〟でなければ、理に合いません、それは、少しでも暦の勉強をすれば簡単にわかることです。しかし、僧侶の方も、寺院のご住職様も意外に暦の勉強をしていません。それでいながら、本山から発行される暦をお檀家さんに配っています。だから、檀家さんから裏鬼門とか暗剣殺とかの質問をされても、何のことやらわからないということもあるのです。

私は宗門においても、暦の勉強が普及することを願って著作も残しました。いま、新たな執筆も手がけています。少なくとも星祭りを修する寺院の方は、暦の勉強をしていただきたいと、切に願っています。

傳法灌頂の厳修

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令和3年11月22日

 

昨日は大変に忙しい一日でした。まず、午前十一時より金運宝珠護摩を(写真)、午後一時より光明真言こうみょうしんごんの回向法要、その後には、今年加行けぎょう(真言密教の基本的な修行)を終えた僧侶の方の傳法灌頂でんぼうかんじょう(教師になるための儀式)を厳修げんしゅうしました。その灌頂道具が本堂に並んでいましたので、ご参詣の皆様が興味深そうに見つめておりました。

傳法灌頂とは加行成満じょうまんの僧侶に瓶水びょうすい(加持した霊水)をそそいで印可いんかを授け、教師(阿闍梨あじゃり)の資格を与えるものです。もちろん、ただそれだけの作法をするのではなく、さまざまな戒律を唱え、曼荼羅まんだら投華とうげ(曼荼羅に向かって花を投げること)して仏さまに結縁けちえんし、いろいろな道具を渡して儀式を進めます。そして、最後にお大師さまより伝えられた印可(奥義の印と真言)を授けます。今年は七名の方が入壇(写真前列)をしましたが、先輩諸師も教授としてお手伝いくださいました(写真後列)。

入壇の皆様はこの日のために加行をして来ましたが、阿闍梨になったから修行が終ったのではなく、これからが本番であるという自覚を持つようお話をしました。そして、まずは入壇の皆様の努力をたたえました。おめでとうございます。

音声菩薩拓影

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令和3年11月18日

 

あさか大師本堂の片隅に、小さな床の間があります。今年は奈良岡寺おかでらの〈天人塼てんにんせん拓影たくえい〉を飾っていましたが、今日、東大寺の〈音声菩薩おんじょうぼさつ拓影〉に変えました(写真)。皆様が東大寺の大仏殿に拝観すれば、その正面の巨大な八角灯籠どうろうが目につくと思います。その扉にはゆかしい音声菩薩が羽目板はめいたとなって浮き彫りされています。これは現存する最古の八角灯籠で、まさに創建時(天平時代)のままに残された貴重な文化財です。東大寺はこれまで二度の火災に見舞われ、大仏さえも創建時のお姿はありません。しかし、この八角灯籠だけはその災難をくぐりぬけ、天平美術の逸品となって残りました。これはその中の、銅鈸子どうはっしかなでるお姿です。

実は、この銅鈸子の音声菩薩は、昭和37年に盗難にいました。無残な姿で発見されましたが、その後は博物館に所蔵され、現在の八角灯籠には複製品(ほかの音声菩薩とは少し色が違っています)が飾られています。右上の網目が欠けているのはそのためですが、それだけに貴重な拓影といえましょう。

現代人は漢詩や和歌の筆跡ひっせきは読めません。それが、私が拓影にこだわる理由の一つです。また、現品では見えにくい細部の文様まで、みごとによみがえります。さらに申し上げれば、この時代の美術品など、私たちは手にすることはできませんが、拓影ならそれが叶うのです(今どきはレプリカの拓影が出回っていますので、ご用心を)。

お大師さまも東大寺には法縁が深く、山内に真言院を建立し、経典の講伝もされました。あさか大師の本堂に、天平の奏でを捧げたいと思っています。

遍路大師像建立②

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令和3年11月12日

 

あさか大師では、開創三周年記念の中心事業として「遍路大師像建立」を発願しました。遍路大師とは、あみがさをかぶって錫杖しゃくじょう(六輪が付いた長いつえ)を持ったお大師さま修行時代の尊像のことです。

本日は朝から石材店の方々が見えて、まず高さ120センチの御影石みかげいし台座(3トン)を、続いて高岡(富山県)から運ばれていた高さ180センチの遍路大師像を、それぞれクレーン車にて安置しました(写真)。石材店の方々も総勢6名での大がかりで、台座を水平に固定し、さらに穴を空け、尊像をボルトで固定する瞬間は息をのむ思いでした。少しでもズレがあっては、それこそすべてが台なし(!)になります。私も気になって落ち着かず、ずっとかたわらで祈っていました。

また、私が大師流(お大師さまの書体)で揮毫きごうした像標も彫りあがり、次回の作業で台座正面に埋め込みます(写真)。あさか大師が開創三年目でこのような勝縁しょうえんをいただきましたことは、大変にありがたいことです。ご寄進を賜りました皆様には深く感謝をいたし、厚く御礼を申し上げます。

なお、遍路大師像の開眼法要は12月19日(第三日曜日)午前11時半の金運宝珠護摩終了後にに挙行いたします。来年の初詣には、大勢の方々にお参りをしていただきたいと願っております。

山路天酬密教私塾

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