山路天酬法話ブログ
右往左往(うおうさおう)
令和元年5月3日
お護摩のご祈願する場合、必ず願目が入ります。つまり、護摩札であれ護摩木であれ、ご祈願の主旨を宣言するわけです。
護摩札の場合は病気平癒や商売繁昌といったように、総体的な願目を書きます。護摩木の場合は、たとえば「〇〇病早期回復」「〇〇医師、〇〇手術成功」や「㈱〇〇雇用促進」「新商品〇〇売上向上」といったように、より具体的に書きます。これによって何を目的にご祈願をするのか、明確にして集中力を高めるわけです。
実は、人の心は意外に集中しません。本来の目的を失って右往左往することが多いのです。
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病気の真実
令和元年5月2日
暖かい春なのに、風邪を引いている方が多いようです。皆様、ご用心なさいませ。
風邪は引かないにこしたことはありません。しかし私は、風邪はいわば体のリセットだと考えています。風邪を引いて体を通過させれば、新しい体によみがえるからでございます。だから、時には風邪を引いた方がよいのかも知れません。
実は私は、人は病気になるから健康でいられるのだとさえ思うのでございます。「何をバカなことを」と、お思いになりますでしょうか。「ふざけるな」と、お思いになりますでしょうか。そうではないのです。病気は本来、健康を守ろうとする尊い働きであることを知らねばなりません。
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〈令和〉の始めに
令和元年5月1日
新しい〈令和〉の時代となりました。
私はほとんどテレビすら見ない生活をしていますが、さすがに夕方になって、ちょっとだけチャンネルを回しました。令和の時代に何を望むかという街頭インタビューに対し、ほとんどの方が「平和で安心して暮らせる社会」といった答え方をしておりました。
私はこのような言葉を聞くたびに、複雑な気持ちになるのでございます。なぜなら、私は「平和で安心して暮らせる社会」など、この世には存在しないと思っているからでございます。いつ大震災がくるとも限りません。道を歩いていても、鉄パイプが落ちてくるかも知れません。健康だと思っていても、いつ病気が発覚するかわかりません。投資した株が暴落するかも知れません。航空機の墜落もあれば、ウイルスの感染もあります。医療ミスもあれば、行政ミスもあります。凶悪な事件や振り込めサギは後を絶ちません。いったい、この世のどこに安心して暮らせる社会があるのでしょうか。
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大太鼓
平成31年4月30日
護摩壇の脇に欅製大太鼓があり、毎日のお護摩に用いています(写真)。

およそ人の心を鼓舞する音として、和太鼓ほど勇壮なものはありません。腹の底から意気が高まり、一挙にボルテージが上がります。お護摩のご祈祷には欠かせぬ法具といえましょう。だから、戦場で打てば、勇猛心が高まったのです。
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ホトケノザ
平成31年4月29日
お隣りの畑に、ほんの少しホトケノザ(仏の座)が残っていました(写真)。実はお彼岸の頃には田畑の一面を覆いつくし、まるでピンク色のジュウタンのようでしたが、私がうっかりシャッターチャンスを逃してしまったのでした。
回忌法要
平成31年4月28日
今日は朝から十三回忌法がありました。母上様のお位牌とお写真をご持参されました(写真)。法要の後はご家族とご兄弟が墓前で合流なさるそうでございます。
印可
平成31年4月27日
今日も〈密教私塾〉があり、お二人の僧侶に印可を授けました(写真)。
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法螺貝
平成31年4月26日
あさか大師ではご祈祷の折、法螺貝を吹きます(正式には法螺貝を立てるといい、戦場で吹く陣貝と区別します)。法螺貝はその名のとおり、ホラ貝を法具として用います。貝の中では最も大きいもので、取り付けた金具まで長さ43センチですから、実際には45センチほどはあったことでしょう。法螺貝は山中では首に掛けるため、網に入れるか写真のような紐(貝の緒)を結んでさげ歩くのです。
水子供養
平成31年4月25日
あさか大師では〈水子供養〉のご希望にも応じております。
水子供養と申しますと、水子地蔵が一般的ですが、当山の水子堂は観音さまを本尊としております。お大師さまは高野山におられました時、いつも如意輪観音さまを修法しておられましたので、それにちなんだわけでございます。そこで、水子堂の正面には山主(住職)が揮毫した〈水子観音〉の板額がかかげられております(写真)。
霊符の口伝書
平成31年4月24日
昨日に続いて、今日も密教私塾で霊符の伝授をいたしました。
私が20代で霊符の研究をしようとした時、宇治の黄檗宗・萬福寺六十一代管長・岡田亘令和尚に出会いました。黄檗宗は中国的な色合いがありますが、亘令和尚は霊符にも詳しい方でした。もっとも、その頃はまだお若く、伏見のご自坊にお住まいでした。いつも私を歓迎してくださり、食事までご馳走になりました。そして、いろいろな口伝を授かりました。
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