山路天酬法話ブログ
トイレの神様
平成31年4月5日
トイレの片隅に小さな香炉を置き、日に何度かお香を焚いております。もちろん、トイレの神様である烏蒭沙摩明王への感謝と供養の気持ちを込めてのことです。
霊符祈願の威力
平成31年4月4日
私は霊的な相談を受けた場合、霊符祈願を多用しています。現代は昔のように畳の上でお護摩(ふろしき護摩)を修すれば、たちまちに火災報知器が作動し、鳴動護摩(鳴り釜)を修すればお隣り様から苦情が来るからです。
これまで、意外に依頼が多かったのは子供さんの学習塾からの依頼でした。なぜかと申しますと、子供さんたちは〝純粋〟であるため、霊をよく見るからです。誰かが「オバケがいるよ」などと言い出すや、次から次へと伝わり、どんどんやめてしまうのです。ついには講師の先生までやめてしまうに至っては、オーナーも笑いごとではなくなります。
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ホウレンソウの味
平成31年4月3日
あさか大師の西隣りは、小峰様という方の畑なのでございます。
今朝、その小峰様が採り立てのホウレンソウをたくさんくださいました。早々おひたしとお味噌汁でいただきましたが、さすがに採りたての味は格別でした。体の中に大地のパワーが加わった感じでございました。
実は私も以前、わずかながらも家庭菜園を始めたことがございます。ところが、早朝から電話が入ったり、急な来客や外出やらで時間を逃すと、とんでもないことになったものでございました。キュウリはヘチマほどに、ナスは何やらほどに、もう手のつけられない巨大さでございました。それに、作る楽しさ、新鮮さを手に入れる喜びはありましても、結局は買い求めた方がお安いことも知りました。
物ごとは思いつきで始めるものではございません。どんなことでも、本当に必要なことかどうか、時間はとれるのか、経費はどれほどなのか、よくよく考えることが大切なのでございます。ガーデニングといえば聞こえはよろしいのですが、そのためには毎日どれだけの時間が必要なのか、おわかりなのでございましょうか。田舎暮らしに憧れる方が多いとうかがいますが、コンビニひとつもない山の中がどんなところなのか、おわかりなのでございましょうか。
趣味は大切なのでございます。特に趣味のあるなしは、高齢者にはことさら隔たりを感じるものでございます。しかし、あれもこれもというわけにはまいりません。思いつきで始めたものは思いつきでやめ、結局は何ひとつモノにならぬまま終ってしまうものでございます。それだけに、趣味を長く続けるためには、何を選ぶかを熟慮すべきであると思うのでございます。
水子供養の霊験
平成31年4月2日
あさか大師での〈水子供養第一号〉の方のお話でございます。
昨年の12月に、私はこの寺に越してまいりました。ほとんど身辺の片づけもできぬまま正月準備に突入し、さらに毎日の法務にも明け暮れておりました。そんなある日、ご自分のお嬢様が結婚して3年以上もたつのに、まだ子宝に恵まれないというご相談を受けました。
そこで私は、そのお母様には水子さんがいないかと尋ねたのでございます。するとそのお母様は、その子と一緒に生れはしたけれども、すぐになくなった子がいることをお話しされました。私はさっそく、「戒名をつけて永代供養をしてあげましょう」とおすすめしました。そのお母様は承諾し、これがあさか大師での水子供養第一号(生まれていますので、正確には嬰子となりますが)となりました。その子のお位牌はいま水子観音堂に安置され、毎日のご供養を受けております。
新元号「令和」、「令」の最終画をはねるのはどのように考えても腑に落ちません
平成31年4月1日
新元号が発表され、国中が騒然として一日が過ぎたようでございます。これまでの元号はみな中国の古典が典拠でありましたが、ここに至って『万葉集』(梅花の歌)からの選出は喜ばしいかぎりでございます。
さて、何かと能書きばかりが多いとお笑いでしょうが、大切なことでございますので、あえて本日の新元号発表にについて〝意見〟を申し上げましょう。
予定の午前11時30分を少し過ぎて、官房長官が姿を現しました。短い前置きの後に掲げた新元号の額書を見て、私は唖然としたのでございます。
あの額書はどなたかの書家による楷書体であります。楷書体であるなら、〈令〉の最終書を、次の写真①のようにはねるのはどのように考えても腑に落ちません。
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「歩く」ことの効用
平成31年3月31日
今日も新河岸川の土手を多くの方々が歩いていらっしゃいます。
「あさか大師」のお護摩について
平成31年3月30日
「あさか大師」のお護摩について、その特徴をお話しいたしましょう。
まず、願目(お願い事)が普通の祈祷寺院の三倍はございます。
なぜかと申しますと、護摩札では一般と同じように「病気平癒」や「商売繁昌」と浄書されますが、皆さまがご自分でお書きになる護摩木(添え護摩とも申しまして、護摩の炎の中に投げ入れるお札)には「病気平癒」なら手術成功・薬力相応・炎症消除・血圧正常・食欲増進・リハビリ成就といったように、また「商売繁昌」なら顧客増大・売上向上・契約成就・資金順調・人事円満・対人友好といったように、望むことをより具体的に書くからでございます。
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常滑焼の大壺
平成31年3月29日
玄間脇に常滑焼(愛知県)の大壺があり、傘立てに使っております。
ユキヤナギの挿花
平成31年3月28日
新河岸川の土手にみごとなユキヤナギが咲いておりました。さっそく数枝をいただき、越前の古壺に挿しました。
『鬼平犯科帳』の舞台・新河岸川
平成31年3月27日
私が埼玉県朝霞市の新河岸川付近に「あさか大師香林寺」を建立しようとした理由は、実はほかにもございます。
私は池波正太郎著『鬼平犯科帳』の大ファンでありまして、毎晩床に入るや、ふとんの中でその文庫本を愛読するのが日課なのでございます。その中で「大川の隠居」や「流星」には、浜崎の友五郎という川越船頭が登場いたします。川越船頭とは、原作には「武州の川越(埼玉県川越市)と江戸をむすぶ新河岸川の舟運にはたらく船頭のことであった」とあり、私はまさに『鬼平犯科帳』の現場で毎日暮らしていることになるのでございます。 –> 続きを読む








