梵字講習会と総回向

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あさか大師

令和4年5月8日

 

ゴールデンウィークが明けて、昨日と今日は月初めの行事日となりました。

まず、午前10時半より、あさか大師僧侶の皆様への梵字講習会がありました。独特の筆法ですが、なかなか学ぶ機会がありません(写真)。現代は僧侶の方も毛筆が苦手で、葬儀の戒名や墓前のお塔婆でさえ、パソコンとプリンターが活躍しています。ましてや梵字の講習会など、めったにありません。皆様、持参した筆ペンで、懸命に練習をしました。

ついでですが、仏具店にお位牌を注文すると、真言宗の場合は必ず梵字が入って仕上がって来ます。ただ、職人さんの手によって書かれますから、正しくない場合もあることはいなめません。また、国道に面した石材店で、よく石塔を見かけます。ほとんどが庭園用なのですが、これも間違って彫られている場合があります。

何ごとも、間違いなく伝わることはむずかしいものです。参加した皆様には、正統な梵字を習得してほしいと思います。

また、午前11時半のお護摩、昼食を経て、午後1時からは月例の総回向となりました。新緑につつまれ、キジが鳴き、薫風が漂う中、気持よく読経をしました。皆様、誰もが、早くコロナの蔓延まんえんが終息することを願っています。もう、3年もお会いしていない方もおりますが、また元気にお参りをしていただきたいものです。

山路天酬密教私塾

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