笑顔の効能

カテゴリー
健康

令和元年9月21日

 

昨日、日本女子バレーボール選手の笑顔についてお話をしました。その時、パソコンを打ちながら、同時に浮かんで来たことがありました。

それは、私がいろいろなご相談を寄せられた時、何を基準にその方の見通しを立てるかというと、その方にどれだけの笑顔があるかということなのです。バレーボール選手のことを考えながら、まったく別のことを考えている自分を、妙な気分で見ていたものでした。

たとえば初対面で出会った時でも、「この人は大丈夫!」と思えるのは、私の言うことによくうなずき、笑顔で向かい合える方なのです。逆に「この人は困ったな」と思うのは、何を言ってもうなずくこともなく、まったく笑顔のない人なのです。もっとも、このような方はご縁が続くこともなく、たいていは一度きりで終わります。

だから、笑顔を絶やさぬ方に出会うと、私もまたホッとします。「笑うかどには福来る」や「笑いは百薬ひゃくやくの長」とは、経験的な智恵で伝えられたのでしょう。しかし、最近では科学的な研究が進み、笑う前と後でのデータ分析が進みました。

一つの例として、がん細胞を破壊するとされるNK細胞と笑いとの関係があります。笑う前と後の血液を分析すると、笑った後では、明らかにNK細胞が増えているのです。また、関節リュウマチ患者の痛みと笑いの関係においても、大いに笑った後では、確実にリウマチ指標の数値が減少しています。

うれしいことではありませんか。笑顔は気力を呼び戻し、病をいやし、開運へと導くのです。しかも、時間もかからず、お金もいらず、場所も問わずに人生を変えるのです。私たちも笑顔の効能を忘れず、声を出して大いに笑いましょう。

山路天酬密教私塾

詳しくはここをクリックタップ