令和8年4月23日
私は子供のころに幽体離脱(意識が肉体から離れる現象)を一度だけ体験しましたが、臨死体験(あの世を見る体験)はまだありません。したがって、あの世については経典や信頼する著書によってお話をしています。ただ、霊的な遭遇はたくさんありますが、「霊能者」という呼称は好きではありません。
人が臨終を迎えた時、まずは自分の遺体を天井あたりから見ることになります。病院での臨終なら、医師が時計を見て、自分の死亡宣告をしている様子を確認します。大切なことは、この世での自分の人生が終わったことを自覚することです。この自覚がないと、その先はどうにもなりません。だから、死後を信じない人は、最初から迷います。
また、お葬式をしてもらえないと、遺族との未練や執着を断ち切れません。お葬式というお別れの儀式によって、人はあの世に旅立つ覚悟(!)が決まるからです。それだけに、お葬式は大事です。簡素な典礼でも、親のお葬式だけは必ずなさってください。親もまた、その一部始終を見ています。
臨終から四十九日間を〈中陰〉といいます。あの世に往く準備期間であり、待合所です。この時、遺族から追善を受け、功徳を補っていただくことが大切です。私はご信徒に対しては、『あさか大師勤行式』(写真)を読誦するようおすすめしています。この期間、遺族が悪いことをすると、逆に〝追悪〟になってしまいますので注意せねばなりません。

中陰の間は「香を食とする」と『俱舎論』にありますから、物質世界から離れて、食物の香りだけで満足する訓練(!)をせねばなりません。大変ですね。この世を生きることも大変ですが、あの世も大変です。遺族はお線香を供え、読経をして、これをサポートすることです。
この中陰の間に、あの世のどこに往くかが決まります。早い人は一週間ほどでといいますが、四十九日間は決して長くはないと思います。生前の自分の功徳と、遺族の追善が問われるところです。自分もまた、生前から先祖供養に精進することが、いかに大切であるかが理解できるはずです。なぜなら、先祖供養の功徳によって、あの世の人たちからのサポートもあるからです。また、供養をした人たちとの再会も楽しみになることでしょう。
*あさか大師の先祖供養に関心のある方は、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。一ヶ月2000円の供養料で、真言密教の光明真言法を毎日修し、父母両家の追善を祈ります。全国から大勢の皆様が参加しており、遠方の方には郵送します。

