九十五歳の脚本家

カテゴリー
人生

令和2年6月25日

 

昨夜、脚本家・橋田壽賀子さんの本を寝床で読みました。現在、九十五歳とのことですが、いやはやそのパワーには驚きます。今後への励みとして、気になったところを書き出してみましょう。以下は、『ひとりがいちばん!』『私の人生に老後はない』などから、勝手にダイジェストしました。

「朝起きたら、まず梅干しを二個、おなかに入れます。これは三六五日欠かすことのない私の習慣で、海外旅行にも必ず梅干しを持って行くほどです。それからプールに行く前におなかいっぱい食べてしまうと動けなくなるので、〈カスピ海ヨーグルト〉を食べるようにしています。思いのほかおいしく、すっかり気に入ってしまいました」

「私の日課のひとつは、毎朝プールで600メートルを泳ぐことです。水の中に入ったときの解放感は本当に気持ちのいいもので、水に体をゆだねていると、手足が自然に動き出してしまいます。思いきり手足を伸ばしたときの解放感はたまらないもので、私の場合、泳ぐというよりも全身を伸ばしにいく、といった方が適切かも知れません」

「とにかくよく食べるのはキャベツとじゃがいも。毎日食べても飽きないほどです。それから気をつけているのは、赤、黄、緑の野菜をまんべんなく食べることです。お肉も毎日いただきます。ステーキなら120グラム。一日1600キロカロリーを超えないようにというのが主治医からのアドバイスです」

「仕事を続けるには、何よりも元気な体でいることが大切。健康器具もいろいろそろえています。お菓子をやめるとストレスになってしまうので、テレビを見るときはバランスボールに座ってカロリーを消費します。エアロバイクをこいだり、エアポールに足を上げたり下げたり、自分流エクササイズもよくします。また、電話で話をするときは青竹踏みをします」

「ひとりが寂しいなどと誰が決めたのでしょう。夫は亡くなり、確かに私はひとりになりました。ひとりを楽しむには体も使いますし頭も使います。ということは健康維持やボケ防止にもなるのです」

「夕方になるとさくら(愛犬)といっしょに散歩に出ます。家の近所を三、四十分歩くのですが、上り下りの激しい道ばかりで、家に帰ってくるころには汗びっしょり。けっこういい運動になります」

「多忙さを言い訳にして尻込みするのは私らしくありません。行くと言ったら、誰がなんと言おうと、出かけてしまうのが私流です。仕事は帰って来てから必死でがんばれば何とかなる」

最後に、実りある豊かな日々を送る秘訣として、①健康 ②金銭的基盤 ③人間関係 ④生きがいになる仕事(ボランティアや趣味)と、そして⑤好奇心をあげています。好奇心ですか。なるほど、そうですよね。そのとおりです。

山路天酬密教私塾

詳しくはここをクリックタップ