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真言密教
令和6年5月16日
昨日、古河市の大行院様(建立中)の依頼により、新しいお寺のための地鎮鎮壇法を修しました(写真・左が筆者)。
真言密教のお寺を建立する場合は、必ず地鎮鎮壇法を修し、大壇や護摩壇の下に地天(土地中心の神様)への宝瓶と五色玉を、また八方天(八方の神様)への輪宝・独鈷杵という法具を埋め、五穀粥を献じなければなりません。ただ、仏具店で簡単に買える法具ではありませんし、修法を伝承した阿闍梨(真言密教の導師)も少なくなりました。
昨日は私が導師を、法友が正鎮師(副導師)を、あさか大師の弟子僧2名が承仕(役僧)となって、無事に奉修を果しました。一同が貴重な体験をさせていただきましたことに御礼を申し上げますと共に、大行院様の寺門興隆をお祈りいたします。