大谷翔平は何が偉大なのか

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九星気学

令和5年3月26日

 

このたび、私が昨年11月に刊行した『九星気学立命法きゅうせいきがくりつめいほう』(写真右)のDVD版(写真左)が、(株)青山社より発刊されました。詳しくは〈せいざんしゃ.com〉から検索してください。

本書は初学篇・上級篇・立命編の三部に分け、初学篇ではまず九星気学をはじめて学ぶ方のために、その基本を解説をしています。やさしく書いていますが、これだけでも人の生まれ年さえわかれば、大雑把おおざっぱな性格を判断することができます。

次に上級篇では、生まれ月を加えて先天運をみる傾斜法けいしゃほうと、プロの専門家でもほとんど知らない秘伝を公開しました。これによって、二九一六とおりの先天運が鑑定できます。公開した秘伝は、私が若い頃から学んだ貴重な技法です。生れ日時を用いませんので四柱推命しちゅうすいめいには及びませんが、短時間で平易に鑑定できる点に特長があるといえましょう。また九星気学は応用範囲が広く、先天運のほかにも本領としての方位や相法(人相・家相・地相)、卜占(吉凶判断)などの鑑定にも用いることができます。

そして最後の立命篇では、占いとは別の視点から、積徳せきとくによる開運法を説きました。つまり、運命は何によって作られるかの根本問題を含め、徳を積むことの重要性を力説しました。つまり、この本は占いをみ台にして、占いを超えることを目ざしたということになります。読者の皆様は占いを学びつつ、人生で最も大切なことを学ぶはずです。

ところで、今回のWBCでは侍ジャパンがみごとに優勝をはたし、日本中が歓喜につつまれました。またMVPに大谷翔平が選ばれたことも、日本人に大きな勇気を与えたと思います。天性の才能はちろんですが、彼の並々ならぬ努力とその偉大な成績には、世界中の人々が敬意を表しています。

彼は現在28歳ですが、17歳の高校生の折に書いた将来の目標に、「10年後にWBCに出場してMVPに選ばれること」とありました。すると一年のズレがありますが、昨年はコロナのために一年の延期になったわけですから、まるで小説でも読んだような見事すぎる一致です。いったいこのスーパースターは、どこから生まれたというのでしょうか。

私は上記の本にも書きましたが、彼の真の偉大さは、野球に新しい道徳観をもたらした点にあると思っています。彼は徳を積むことの大切さを、高校生の時から学んでいます。そして、誰に対しても礼儀正しく、親切で明るく、チームの意気を上げるためなら、誰よりも力を尽くしています。グランドにゴミがあればこれを拾い、ユニホームのポケットに入れて試合をしています。こんな野球選手が、ほかにいるでしょうか。その誰からも慕われる徳のパワーが、彼の強運を呼んだのです。このような野球選手が日本人から生まれたことは、それだけでも大きな誇りといえるのです。

山路天酬密教私塾

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