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あさか大師
令和3年10月23日
あさか大師の開創三周年記念事業として、私は〈遍路大師像〉の建立を発願しました。遍路大師とはお大師さま修行時代の尊像のことで、網代笠をかぶって錫杖(六輪のついた長い杖)を持っておられる、あのおなじみのお姿のことです。このコロナ禍の中、少しでも参詣者の拠りどころとなることを願っています。今年4月より皆様からのご寄進をお願いしていますが、いよいよ工事着工の時期となりました。
まず、一昨日の21日より基礎工事に着工し、石材店の方々が建立地を掘りおこしました。何ごとも基礎が大事なので、念入りに施工していただきました(写真)。
また、本日は私が早朝より地鎮祭を修しました。家屋ではありませんが、地天さま(土地の神さま)にご挨拶をなし、供養の宝瓶も鎮めました。宝瓶とは中に五宝・五香・五薬・五穀の二十種物を封じて、地天さまとお大師さまへの供養とするものです(写真)。
本来は寺の行事として、僧侶の方が参列する予定でしたが、工程の都合上で私が一人で修したわけです。今日はこの上に生コンが入り、月末には御影石の台座が乗ります。完成を楽しみに待ちましょう。