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仏教
令和8年3月31日
あさか大師の桜が満開となりました。まさに「桜花爛漫」です。今日はあいにく小雨降る天気ですが、それでも朝から花見に訪れる人が目につきます。私もさっそくカメラを向けて、ベストショットを目ざしました。これがその一枚です(写真)。

「花開けば風雨多し」とは唐の詩人・于武陵のことばです。また兼好法師は、「世は定めなきこそいみじけれ」と『徒然草』に書いています。人生は思うようにいかないことが多いと、まずは無常なるこの世を受け入れ、それを愉しむのもまた人生の極意なのでしょう。
小雨の中で、晴れた日にはどんなものか、風吹いて散る様はどんなものか、散った後の余韻はどんなものかと、無常に秘めた美にこそ日本人の詩情があります。小雨の中の桜もまた、お大師さまがお与えくださった詩情でありましょう。季節の移り、風のささやき、雨の奏で、いずれとも、あらばあれ。

