令和6年はこんな年です
令和5年12月28日
あさか大師で新春護摩の申し込みをなさった皆様には、『開運暦』を差し上げています(写真)。すると、「今年はどんな年になりますか」といったご質問をいただくことがあります。もちろん、詳しいお話はできませんが、簡単な傾向だけは説明しています。
令和6年は「甲辰三碧木星」の年です。天の気が〈甲〉で〈冑〉が本来の意味。種子が厚い皮をかぶった状態です。地の気が〈辰〉で〈振う〉が本来の意味。万物が動き始める状態です。そして人の気が〈三碧木星〉で、震雷や開発の意味。元気に活動する状態です。
まず自然災害ですが、三碧の年は何といっても心配なのが地震です。過去のデータを見ても江戸大地震・安政大地震等、多くの記録が残されています。また風を呼ぶ象意から、台風の心配も生じます。台風と地震には、日ごろからの備えが大切でしょう。
政治経済は変動時期に当たります。止まっていたものが動き出し、安定していたものが急変するという象意があります。現状維持と改善改革のかじ取りが求められましょう。ただ、掛け声のわりには実績が伴ないません。政界と経済界の手腕が問われます。
次に三碧の年は青年が活躍します。また、若々しいブルー系の色が流行します。そして社会全体が騒がしく、先端技術や電機産業が伸びる傾向にあります。それぞれの立場から視野に入れ、備えを心がけてください。まずは、こんなことを念頭に入れていただきたいと思います。
特別大護摩のおすすめ
令和5年12月24日
あさか大師の初詣では、特別大護摩(祈願料1万円)をおすすめしています。ご芳名を願文にて読み上げ、お渡しするお護摩札のほかに、特別祈願札(写真の白いお札)がお大師さまの前に1ケ月間奉安されます。
特に厄年の方や、会社名でのご祈願をされる方のお申込みが多く、人気があります。お申込みの方々は、ご自分の名や会社名がお大師さまの前にあるだけで安心感が湧き、心強いかぎりだとおっしゃいます。写真は年内のお申込みの分で、まだまだスペースがあります。
お大師さまはマンダラの功徳を統合していらっしゃいますので、厄除や災難除はもちろん、健康・商売・開運・良縁・受験など、たくさんのお願いを叶えてくださいます。初詣の折にはお大師さまとの結縁を深め、おそばに寄りそって、さらなるご加護を仰いでください。
今年はお大師さまの両脇に不動愛染の両明王が安置され、その法力がさらに高まりました。一歩本堂に入っただけで強い霊気を感じ、心が癒されます。毎日のお護摩はもちろん、ご信徒の読経や祈りが融合して、最強のパワースポットとなりました。皆様にもぜひ、ご自身で感じ取っていただきたいと思っています。
あさか大師の御朱印
令和5年12月20日
このたび、あさか大師の御朱印が新たに生まれ変わりました。来年の元旦より受付いたします(写真)。
この御朱印は「奉拝あさか大師・遍照殿」と読みます。お大師さまの本堂ですので、遍照殿と称しています。遍照金剛とは〈大日如来〉の意味ですが、私たちはご宝号を「南無大日如来」ではなく、「南無大師遍照金剛」とお唱えします。お大師さまがすなわち、大日如来であるからです。これはとても大切なことで、お大師さまそのものにすべての仏さまの功徳があることを忘れてはなりません。
また、あさか大師は桜の名所であり、寺紋でもありますので、用紙模様も桜にしました。日本を象徴する国花でもありますので、外国の方々にも好んでいただけると思っています。
来年は開山6年目を迎えますが、多くの皆様が参詣されるようになりました。御朱印を求める方も増えています。お大師さまのマンダラの教えは宗派を超え、教義を超えて、どのような方も参拝されます。新年には厄除・災難除を祈願して、災いを乗り切りましょう。
眼が明らかなれば
令和5年12月18日
〈金運宝珠護摩〉は人気があり、昨日もご参詣の皆様で本堂がいっぱいになりました(写真)
金運といいましても、その現われ方はさまざまです。一般には金運に対するヒント、つまり情報で知らされます。それは友人との会話で知らされる場合もありますし、テレビや書籍を通じて知らされる場合もあります。しかし、現れていながら、気づかない場合もあります。だから、ご自分の身辺に注意して、しっかりとアンテナを張ることが大切です。
お大師さまは「眼が明らかなれば、いたるところに宝がある」とおっしゃっています。その情報は、意外に近いところにあるかも知れません。私も活路は足元にあると心がけ、住職としての勤めに精進しています。
明日が金運宝珠護摩
令和5年12月16日
あさか大師では明日11時半より、〈金運宝珠護摩〉が修されます。ご参拝の方には全員、〈金運銭〉を差し上げます(写真)。
大変に人気があり、込み合いが予想されますので、お早めにお越しください。当日の護摩木(一本200円)の受付は玄関前にて特設いたします。ご自分はもちろん、ご家族や友人知人のお名前でお申込みください。皆様の目の前での、金運宝珠護摩にてご祈願をいたします。
金運のご祈願をしたからといって、一万円札が天から降って来るわけではありません。しかし、その間接的なヒントや情報がどこからともなく現われます。そこが不思議なところで、皆様がそのようにおっしゃいます。よくアンテナを張って、身辺に注意することが大切です。
そして、ご自分が望むことを叶えるためには、世のため人のためになりたいという大きな悟りに到達します。現世利益と仏教の悟りが同じものであることを知るのです。これがお大師さまの教えです。皆様のお参りをお待ちいたします。
「災難除」とは何でしょう
令和5年12月12日
厄年と並んで「災難除を必要とする年」も大切です。令和6年では、八白(衰運に入る)・六白(表鬼門に入る)・三碧(八方ふさがり)・九紫(裏鬼門に入る)の人がそれに該当します(写真)。つまり、この中のある特定の年齢を「厄年」ということなのです。
簡単に説明をしましょう。
八白の人は北の坎宮に入り、「衰運に入る」と見ます。つまり、運気が最も衰える年です。前回もお話をしましたが、この中で数え年の女性33才と男性42才の方が大厄です。この年に病気をしたり、災難にあうと、意外に長引きますので注意しましょう。
六白の人は東北の艮宮に入り、「表鬼門に入る」と見ます。変化変動の多い年で、ささいなことでも慎重に行動しなければなりません。うまく進んでいたことが、急な異変を招きやすい年なので、注意しましょう。
三碧の人は中宮に入り、「八方ふさがり」と見ます。つまり、じっくりと腰をすえて構え、小休止の年と心がけましょう。この年にあまり動くと、うまくいきません。動きがとれないというより、皇帝の座(中宮)にいるのですから、ウロウロしてはいけないということです。
九紫の人は西南の坤宮に入り、「裏鬼門に入る」と見ます。前年の「衰運に入る」に続いて運気が渋滞し、あせりを覚えます。つまり、忍耐の年と心がけましょう。次の年に向けて、十分な準備をすることが大切です。
ついでですが、この〈災難除〉を〈方位除〉という寺院や神社があります。しかし私は、方位除は悪い方角への災いを祓うのですから〈方災除〉というべきだと考えてます。新年には厄除・災難除をするのが昔からの風習です。多くの方々が関心を持つのは、それなりの根拠があるからです。皆様、節分までに、あさか大師のお護摩にお参りください。
正しい厄年を知りましょう
令和5年12月7日
あさか大師では令和6年の厄年早見表を発表し、皆様のご祈願を受け付けております(写真)。この早見表を見て、ぜひ正しい厄年を学んでいただきたいと思います。
注意していただきたいことは、必ず数え年で見るということ。つまり、生まれた年を1才として数えるということです。なぜなら、私たちはお母さんの胎内で約280日(40週)を過ごしますから、生まれた年を1才としなければ厄年のルールに合いません。
現在はこのことが曖昧で、満年齢でご祈願をする寺院や神社が多いのは大変に残念です。それは暦や九星気学を学べば明白なことで、満年齢で見ると盛運の年を厄年にしてしまうことにもなりかねません。
たとえば、女性33才と男性42才の大厄の年は、九星気学で必ず北の坎宮(最も衰運する年)に入ります。つまり、生まれた年の中宮から33年目と42年目はこの坎宮に入るということです。このルールを知っていれば、厄年は必ず数え年で見なければならない理由がわかるはずです。このブログをご覧になった皆様は、どうか数え年に親しんでいただきたいと思います。なお厄年ではなくとも、運期が衰える災難年については、次回お話をいたします。
厄除のお護摩は元旦から節分(2月3日)まで午前9時~午後4時の間、30分おきに奉修します。ぜひ、「厄除のお大師さま」にお参りください。
人生を変える先祖供養の集い
令和5年12月4日
あさか大師では一昨日と昨日、先祖供養の総回向の法要があり、たくさんの方がお参りしました。そして、僧侶の方はもちろんのこと、参詣者が全員で読経し、マントラ(光明真言)を唱えました(写真)。
あさか大師の先祖供養は、
①自分のルーツとして父母の両家を供養すること。
②お導師の密教修法とご信徒の祈りを融合させること。
③毎日続けながら月ごとに総回向の法要をすること。
の三点に特徴があります。単なる弔いではなく、「人生を変える先祖供養」です。不思議なことがおこりますので、若い方も大勢いらっしゃいます。ご関心をお持ちの方は、ホームページ「お問い合せ」からご連絡ください。
12月の強運ランキング
令和5年12月1日
12月7日~来年1月5日までが、正確な12月です。
甲子・七赤金星の月で、東(五黄殺)・西(暗剣殺)・南(月破)が凶方となり、注意を要します(写真)。12月を〈師走〉といいますが、お寺の師僧が年末の法事や新年の準備で走り回っている様子がその語源です。〈甲〉は〈伸びる〉に通じ、陽気の発動が始まる時です。また〈子〉は〈孳〉が源字で、新しい生命が芽生える様相を示します。そして七赤金星は〈兌〉、すなわち〈悦び〉の象意です。来年に向けての計画を立て、意欲を芽生えさせ、かつ年末の忘年会も楽しめる喜悦の月としましょう。
12月の強運ランキングは一位が六白金星、二位が八白土星、三位が五黄土性です。
六白の方は11月に続いて運期好調となります。聡明で明るい品格を生かし、周囲を活性化しましょう。ハメを外さず、持ち前の信用とリーダーシップを発揮していただきたいものです。意外なところに問題解決のヒントが隠れていますので、しっかりとアンテナを張って注意深く観察しましょう。
八白土星の方は、この年末に至って努力が実ります。目先の利益にとらわれず、相手の求めに誠実に対応することで、大きな収穫がありましょう。また今月は特に、目上運でもあります。上司への気配りを怠らず、望んでいるものに答えれば、思ってもみない成果が得られるはずです。
五黄土星の方は、新しいスタート台に立ちました。この一年を反省し、謙虚に進めば、曇り空にも光がさしましょう。大将の器をもって行動し、謙虚な姿勢で精進すれば、あなたの力量は必ず認められるのです。わずらわしい問題にも真剣に立ち向かい、一歩先を考えて進みましょう。
上記以外の方は、ホームページの「今月の運勢」をご覧ください。また、来年の〈厄年一覧表〉も発表しました。一喜一憂するだけではなく、厄年こそ〈役年〉と心得えて、身辺整理に努めましょう。そして、準備に努めましょう。開運への根回しこそ、本当の〝開運〟を呼ぶのです。