宗派を超えて

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真言密教

令和2年2月2日

 

今日も昨日と同じく、行く始めの回向行事をいたしました。九日(日)が「開運星祭かいうんほしまつ大護摩供おおごまく」の行事なので、集まった僧侶の方とその準備に入りました。左端に星祭り曼荼羅まんだらの一部が見えると思います(写真)。明日から前行ぜんぎょうに入り、七日後の当日に結願けちがんのお護摩をいてお札を祈念します。

この頃は真言宗のみならず、天台宗・浄土真宗・神官の方々などが集まって、とても楽しくなりました。各宗のニュースも聞けますので、私は居ながらにしていろいろな情報を得ていることになります。お大師さまの真言密教は、宗派などにとらわれることなく、どんな教えでも受け入れる順応性があります。

もちろん、教義をたどれば矛盾もありましょう。しかし、そんなことで争いを起こしているようでは、宗教界に平安はありません。社会に対しても、申し訳がたちません。今日、真言宗と天台宗が高野山で合同法要をしたり、ヨーロッパの聖堂で声明しょうみょう(経典や真言による声楽)の公演をしたりするのは、とても喜ばしいことです。

今後も宗派を超えて、いろいろな方々とお会いできることが、私のひそかな願いです。一つだけ悩んでいることは、真言密教は仏具代が高価であることです。得度とくどをして仏門に入り、次に加行けぎょうという修行を成満じょうまんした後には金属製の仏具が必要になります。特にお若い方は、その工面が大変です。いい情報がございましたら、お教えてください。

山路天酬密教私塾

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