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令和6年1月12日
私は毎月、あさか大師月報『香林』に「伝道法語」を発表し、同時に境内での「掲示伝道」としています。今後はこのブログでも紹介しましょう。1月は「天の時より地の利です。地の利より人の和です」と発表しました(写真)。
これは『孟子』の「天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず」から採用したものです。つまり、いつ始めるかの天の時を得ていても、地の利が悪くてはどうにもならず、地の利を得ていても、人の和が悪くてはどうにもならないというほどの意味です。
たしかに、私たちが失敗をする多くの原因は、パートナーや仲間どおしとの対立にあることは否めません。歴史をみても、滅亡の真因は(敵の攻撃以上に)自家の分裂にあったと納得されましょう。こうした事実は、私たちにも覚えがあることです。
八部どおり、九部どおりうまくいっていたのに、最後の最後に仲間割れをして失敗することもありましょう。チームワークの大切さは、何よりも重んじねばなりません。