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健康
令和元年6月19日
昨日、健康法のお話をしました。実は私たち僧侶には、特別な運動などしなくても、とっておきの健康法があるのです。
それは何かといいますと、読経によって声を出すこと、つまり〈声出し健康法〉なのです。読経というと皆様は暗いイメージをいだくかも知れませんが、そんなことはありません。特にあさか大師のお護摩では、参詣者も太鼓に合わせて、お腹の中から大きな声を張り上げてお経や真言を唱えます。だから、自然に深い腹式呼吸となり、身心ともに壮快になること、間違いありません。
女性は腹式呼吸が苦手とされますが、あさか大師のお護摩に参拝して読経をすれば、必ずできるようになります。つまり、ほかの参詣者といっしょに読経をすれば、おのずから〈声出し健康法〉が身に着くのです。太鼓のリズムに合わせて読経をすればストレスが解消し、免疫力が増大し、血流が改善されます。髪や爪の伸びも早くなります。
それは、読経の後、汗が出るほど体温が上がっていることでも証明されましょう。現代人は冷たいお茶を飲み、体を冷やす料理を好み、夏はクーラーで体を冷やします。「冷えは万病のもと」といわれますが、標準体温を大きく下回る方があまりにも多過ぎます。だから、体温を上げることは、健康法の要ともいえましょう。
そのためにも読経に親しみ、〈声出し健康法〉を実践したいものです。声こそは健康のバロメーターです。声の大きい人は元気ですし、仕事もできる人です。間違いありませんよ。