山路天酬法話ブログ
金運宝珠護摩のご案内
令和6年9月13日
9月15日(日)の午前11時半、人気の金運宝珠護摩が奉修されます。
お金に対する偏見を捨て、お金の神様に好かれるようパワーを送るお護摩です。お参りの皆様には全員、〈金運銭〉を差し上げます。お財布に入れて、当日のパワーを維持してください(写真)。

このお護摩は浄炎の中に如意宝珠の観じ、その功徳が遍満するよう祈ります。お参りをなさったら、その功徳をいただいてください。そして、ありがたいご加護、不思議なご加護がありましたら、ぜひお知らせください。そのお知らせがまた、新たなパワーを生み出します。皆様のお参りをお待ちしております。
続・蛇体の不思議な霊力
令和6年9月10日
私の郷里の農村にはヘビがたくさんいましたので、いじめたり殺したりする人もいました。それについて、小学生の時の忘れがたい記憶がありますので、お話をいたしましょう。
それはちょうど今頃の季節の下校時でした。ある樹木の枝に大きな二匹のヘビがいて、それに向って3人の男の子が石を投げつけていました。私は「そんなことはしないほうがいいよ!」といいましたが、聞き入れません。一匹は地に落ち、もう一匹はかろうじて枝に留まっていましたが、二匹とも必死の苦しみに悶えていました。私は立ち去りましたが、後で聞くと二匹とも殺してしまったとのことでした。
するとその日の夜、その男の子の2人が急な高熱を出したのです。村医者を呼んで治療しましたが、3日ほどは苦しんだととのことでした。偶然とするのは簡単ですが、私は子供なりにあの残虐な行為を思い浮かべました。
ヘビをよく「弁才天さん」と呼ぶのは、弁財天と同体の宇賀神とされるからです。つまり神さまとして信仰されるからです(写真・西大寺蔵)。

蛇体には不思議な霊力があると、私は確信しています。強力なパワーを発揮する霊符もまた蛇体の姿です。もし、ヘビに対して思い当たる行為のある方は、今からでも弁財天に懺悔し、お供えをしておわびをしてください。決して軽んじてはいけません。
蛇体の不思議な霊力
令和6年9月7日
鎮宅霊符尊の尊前には玄武神(亀蛇のご神体)が安置されています(写真)。したがって、霊符行者はスッポン料理はもちろんのこと、蛇体のウナギ・アナゴ・ハモ・ドジョウといった料理を口にすることはできません。
私も伝授を受けて霊符のご祈願をするようになって以来、こうした料理を口にしたことはありません。これらは口伝によって、かたく禁じられているからです。その理由は、蛇体には何か不思議な霊力が宿っているからなのでしょう。仏教の明王や諸天に、蛇体を体に巻きつけたお姿があるのはそのためなのです。

いささかはばかるお話ではありますが、私は農村に生まれましたので、幼い頃はよく庭のあちこちにオシッコ(いわゆる立ちション)をしたものでした。すると農家の庭ですから、どこにでもミミズがいて、自分のオシッコがかかってしまうことがよくありました。
するとどうでしょう。男の子のアソコの先が痛くはれるのでした。信じられないという人もいらっしゃるでしょうが、これは農村の人なら誰でも知っていることです。本当にホントウのお話です。
私は僧侶になってからもこのことが忘れられず、医師・薬剤師・生物学者など多くの方になぜなのかを質問しましたが、はっきりした答えはついに出ませんでした。要するに、科学的な現象を超えた何かがはたらいていたとしか、いいようがないのです。
ミミズは漢方では「地龍」といい、解熱剤として効能があります。どうしても高熱が下がらない場合は、ぜひ中医師に相談してみてください。また皆様がミミズに出会っても、決して残虐な扱いをなさいませぬよう。老婆心ながら、お伝えしたします。
八種類の供物
令和6年9月4日
仏さま(如来・菩薩・明王)へのお供えには密教修法での荘厳(壇上のおかざり)を除いて、特別な決まりはありません。たとえば「お不動さまはいかにもお酒が好きそうだ」といってお供えをしますが、決してお不動さまがお酒を望んでいるわけではないのです。
仏さまは悟りの境地に達していますので、「あれがほしい、これがほしい」と執着をいだくことはありません。もちろん、祟りをなすこともありません。よく「観音さまが怒ってるよ」などという方がいますが、それは観音さまを名のった方が都合がよいからなのです。大慈大悲の観音さまが祟ることは絶対にありません。このことは心得ておきましょう。
しかし、神さま(天・権現・明神など)はそうはいきません。特に聖天さまや荒神さま、星祭りの神さまなどには、厳密な決まりがあります。また、それに違反したり、御礼参りを怠ると祟りをなすこともあります。神さまにはまだ、執着があるからです。ただ、神通力で仏教を守護し、仏さまによくお仕えくださるので、そこがありがたいのです。
あさか大師には神さまとして鎮宅霊符尊と八大龍王さまがお祀りされていますので、いつも八種類のお供えをしています。すなわち、お酒・水・お茶・洗米(五穀)・塩・もち・菓子・木の実です(写真)。

「触らぬ神に祟りなし」といいますが、よくいい得ています。簡単な気持ちで神さまに願がけをしたり、失礼をしてはなりません。それができないなら、はじめから触らぬ(!)ことです。
彼岸に向けての総回向
令和6年9月1日
あさか大師では昨日と今日、月初めの総回向法要(先祖供養)を勤修しました。台風の影響であやしい天気でしたが、たくさんの皆様が熱心にお参りされました(写真)。今月は22日(秋分の日)午後1時に秋彼岸会法要がありますので、私はすでに前行に入っております。皆様にはそのことをお伝えしました。つまり、彼岸に向けての先祖供養を勤修した、ということになります。

この先祖供養は単なるご回向ではありません。自分のルーツとして父母の両家を供養し、光明真言の秘法にて導師とご信徒の祈りを融合させ、月ごとにその功徳をお大師さまにお供えします。不思議な体験をなさる方も多く、「人生を変える先祖供養」として、全国の皆様が参加しています。遠方であっても、郵便で続けることができます。一ケ月2000円ですので、費用の点も安心です。ご希望の方はホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。
続・荒神様はやはりスゴイ!
令和6年8月30日
荒神様は火傷にも、スゴイようです。
昨日、某女より連絡があり、料理中に指に火傷を負ったとのことでした。水で冷やし、薬をぬりましたが、ズキズキと痛みが止まりません。つらかったと思いますが、実は料理中にひとりごとで愚痴を言っていたのでした。さっそく「荒神様、失礼いたしました。私の不心得から火傷を負いました。この痛みを少しでもやわらげてください」とお詫びを入れ、ご真言「オンケンバヤケンバヤソワカ」をお唱えました。その台所にはもちろん、あさか大師の荒神様のお札が貼ってありました(写真)。

するとどうでしょう。あれほどの痛みがたちまちに止んでいきました。普通ではあり得ません。水ぶくれも引いたというのです。そして、あまりのうれしさに、私に電話をくださったのでした。
やはり、荒神様はスゴイ(!)です。信じる信じないの問題ではありません。私たちは仏様にも神様にも囲まれたマンダラの中で生きているのです。そして、お大師様もまた、凄いお方です。
荒神様はやはりスゴイ!
令和6年8月28日
25日(日)の午後、北海道の未知の方より、「財布をなくしました。お助けください」とメールが入りました。その財布には現金20万円のほか、運転免許証、マイナンバーカード、クレジットカード、キャッシュカードといった、生活必需品が入っていたそうです。
失物は本人の不注意もありますが、家内での立腹・悪口・口論といった荒神様への不敬が原因です。荒神様は〝不浄〟を極端に嫌うからです。だから、荒神様に心からお詫びをして祈れば、その失物がもどって来ることが多いのです。
私はさっそく、その方法をメールでお伝えしました。まずガス台に火をつけ、できればお線香を立てます。そして、「荒神様、失礼をお詫びいたします。大切な財布をなくしました。どうかお助けください」と念じ、ご真言「オンケンバヤケンバヤソワカ」をお唱えするのです(写真)。

翌日の朝、その方は私がお伝えしたとおりに実行しました。すると間もなく、行きつけの飲食店から、「トイレに財布がありましたよ」と電話が入り、一件落着しました。トイレに入り、ポケットから出して忘れて来たようです。
荒神様はやはりスゴイ(!)です。信じる信じないにかかわらず、必ずいらっしゃいます。そして、あらゆる仏様や神様を融合する真言密教を伝えられたお大師様もまた、凄いお方です。
〇〇のチカラと奇跡の波動
令和6年8月26日
コロナワクチンを接種して以来、体の不調を訴える方が多いようです。また、コロナワクチンに反対する医師がいることも事実です。例えば『コロナワクチンの恐ろしさ』(高橋徳・中村篤史・船瀬俊介著、成甲書房)は、3人の医師によって刊行された書籍の一例です(写真)。

同書は厚労省のデータに基づき、「コロナワクチンは有害無益だ」と主張しています。興味のある方は、ぜひお読みになってください。ただ、皆様のほとんどはすでにワクチン接種を済ませたことでしょうから、ここでは同著の最後に記載された「ワクチンを打ってしまった人もあきらめない」から、前向きな方法を三つご紹介しましょう。
①緑茶・海藻・味噌・納豆のチカラ
コロナ禍にあっても、日本人に極端に死者が少ないことが、世界の研究者の興味を引いていました。それは緑茶・海藻・味噌・納豆などの伝統食に抗ウイルス作用があるからです。たとえば海藻に含まれるフコイダンは、高価な特効薬以上の効力があるとされています。日本の伝統食は、今後もさらに評価されることでしょう。
②日光浴と笑いのチカラ
5~10分の日光浴はビタミンDやセロトニンの生成をうながし、免疫力を高めます。また、「笑いは百薬の長」で、笑う人の死亡率は笑わない人の半分とされ、ムスッとした人より二倍生きるのです。
③感謝という〝奇跡の波動〟
苦悩と病気は生命のエネルギーを乱しますが、実は〝感謝の波動〟で消えるのです。人生における最大・最高の波動と知りましょう。それは気高い愛であるとともに、偉大なパワーなのです。
お大師さまの真蹟
令和6年8月23日
本日は毎日のお護摩を修した後、東京国立博物館での『神護寺特別展』を拝観してきました(写真上)。展示された〈高雄曼陀羅〉や〈五大虚空蔵〉などにも関心を持っていましたが、私のお目あてはお大師さまの筆跡である『灌頂暦名』でした(写真下・筆者蔵本)。


〈灌頂暦名〉は弘仁三年十一月十五日と十二月十四日の両日、京都・高雄山神護寺で挙行された日本最初の灌頂に入壇(参加)した方々の名を列記したものです。筆頭に後の伝教大師〈最澄〉の名があり、一時は伝教大師が弘法大師の弟子になったという事実が証明されることでも知られています。
もちろん、次々に入壇する方々の名をメモのように筆記するわけですから、ところどころに間違いもあって塗りつぶした箇所があります。それでも、この名跡が国宝と指定されるゆえんは、何といってもお大師さまの真蹟とされるからです。
私はお大師さまの最も著名な真蹟である『風信帖』(伝教大師にあてた手紙)は、これまで二度ほど拝観しました。しかし、この『灌頂暦名』は初めての拝観だったのです。まさにお大師さまの呼吸を、肌で感じる一瞬でした。今日という日は、お大師さまに直接に拝謁したような、忘れがたい邂逅として残ります。
六地蔵霊談
令和6年8月20日
あさか大師の境内に「六地蔵」が祀られています(写真)。誰からも好かれ、ご信徒はもちろん、付近の老人ホームや介護施設の方々もよくお参りしています。

実はこの六地蔵は、お隣りのタクシー会社より寄進されたものです。あさか大師が開創された頃は、道路脇にまるで捨てられたかのように置かれていました。
お顔も強面で、苦しそうでした。そこで私が、「こんなところに置いてはいけませんよ」とお話したところ、「それなら、お寺でお祀りしてください」ということになったのです。
ところがお寺に運んだ日、何か異様な雰囲気が漂いました。私は「お葬式をしてもらえなかった方や、付近の道路や河川で変死した方の〝身代り〟になっているな」と直感しました。また、その日に宿泊した二人の僧侶が、「五歳ぐらいの女の子が、サッシから悲しそうにのぞいていましたよ」というではありませんか。まるでホラー映画みたいです。
翌日、さっそくお体を洗い清め、香華や供物を献じて読経しました。もちろん、施餓鬼法も修しました。すると、その表情が一変したのです。今では写真のように柔和でやさしく、ほほえましいお顔になりました。
この六地蔵は石の彫刻ですから、物理的には何ら変化するはずがありません。しかし、仏さまは〝生きもの〟です。その日によって、表情も変わります。これが仏像の不思議なところです。わかりますね。

