山路天酬法話ブログ

続・父母両家へのアプローチ

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先祖供養

令和7年12月7日

 

あさか大師では昨日と本日、総回向法要(先祖供養)を勤修しました(写真)。大勢の皆様が参詣し、また遠方の皆様は、同時祈念をして父母両家に回向を捧げました。

もちろん、この先祖供養は回向ばかりが目的ではありません。自分がこの世に誕生したルーツにアプローチして、「人生を変える先祖供養」を目ざしています。人生を変えるには自己啓発があり、カウンセリングがあり、九星気学(方位)などがあり、それぞれに利点があります。

しかし、「思考は現実化する」といいながら、私たちの人生には思ってもみないことがおこります。つまり、プラス思考やイメージトレーニングだけでは割り切れないことがおこります。それは、思考を越えた何かがあるからです。

この世とあの世は一つです。つまり、私たちはこの世とあの世を、同時に生きているということです。この世でおきることは、必ずあの世でもおきています。これを忘れて、人生を変えることはできません。

また、人生を変える先祖供養を目ざすには、父母両家にアプローチする必要があります。私たちは父母両家の遺伝子を受け継ぎ、その人生を受け継ぎました。これは当然のルーツです。あさか大師ではこのルーツに向かって、毎日の回向を重ねています。

*この先祖供養をご希望の方は、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。父母両家を毎日、お導師が回向を重ねて、供養料は一ケ月2000円です。直接お参りができなくとも、遠方の方には郵送します。全国から、多くの皆様が参加しています。

父母両家へのアプローチ

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先祖供養

令和7年12月5日

 

あさか大師では12月6日(土)・7日(日)午後1時より総回向法要(先祖供養)を勤修します。これは光明真言曼荼羅こうみょうしんごんまんだら(写真)を本尊として、ご自分の父母両家にアプローチする「人生を変える先祖供養」として知られるようになりました。

私たちは自分で考え、自分で判断して人生を歩んでいるように思っていますが、本当にそうでしょうか。人生には思うようにいかないことがたくさんあります。また、思ってもみないことがたくさんおこります。気をつけていても、事故をおこすことがあります。反対に、事故に巻き込まれることもあります。

それは自分の考えや判断を越えた何かがあるからです。眼には見えず、耳には聞こえずとも、理解を越えて人生に関わっているからです。この世を現世うつしよといいます。あの世の〝うつし〟です。あの世のフィルムがこの世というスクリーンに映るのです。

だから、この世の人生を変えるためには、あの世を変えねばなりません。私たちはこの世とあの世が一つであるという理念のもと、真言密教の行法によって毎日の先祖供養に励んでいます。「先祖のことはいつも感謝しています」という気持ちだけでは届きません。あの世は約束がきびしいからです。その約束を、しっかりと果たしてくれるお寺を選ぶことが大切です。

*あさか大師の先祖供養をご希望の方は、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。父母両家をお導師が毎日修して、供養料は一ケ月2000円です。直接お参りができなくても、遠方の方には郵送します。全国から、多くの皆様がこれに参加しています。

12月の伝道法語

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人生

令和7年12月3日

 

12月の伝道法語です(写真)。毎月、境内に掲示して、ご参詣の皆様に読んでいただいています。

誰にでも、逆境といえる時があります。くじけそうになる時があります。そんな時は、悪い方へ悪い方へと考えるものです。こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようと悩むものです。

人は生きていく価値もないなら、生まれて来ることはありません。生きていく能力もないなら、生まれて来ることはありません。この世に人として生まれて来た以上は、必ず生きていく価値と生きていける能力があるのです。

すべてを失ったと思っても、残ったものが必ずあります。丈夫であることや、がんばり屋であることは、立派な財産です。泣きごとをいわず、笑顔を絶やさないことは、立派な才能です。

それを信じて、前向きに考え、前向きに進みましょう。必ず、誰かが味方になります。それを信じて、進みましょう。

新しい年には「厄除・災難除」を

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厄除・災難除

令和7年12月1日

 

あさか大師では〈令和8年厄年・災難年早見表〉を境内に掲示しました(写真)。ホームページの「厄よけ・災難よけ」にも掲載されています。

令和8年は六白ろっぱく衰運すいうんに入る)・四緑しろく表鬼門おもてきもんに入る)・一白いっぱく(八方ふさがり)・七赤しちせき裏鬼門うらきもんに入る)の皆様が、「災難除を必要とする人」となります。また、その中で

幼児4才・男女13才・女19才・男25才・女33才・男42才・男女61才の皆様が〈厄年〉となります。あさか大師の力強いお護摩によって、一年の厄災を祓っていただきたいと思います。

いつもお話をしていますが、物ごとの成否は〝段取り〟によって決まります。つまり、いかに準備をするかの根回しが大切だということです。厄よけや災難よけをして計画を練り、しっかりと根回しをすることです。開運期を迎えたからといって、あわてて準備をしても間に合いません。だから、厄年はむしろ、開運へのチャンスでもあるということです。

また、眼に見えないご先祖のご加護も大切です。墓参や先祖供養をして、功徳を積みましょう。こういう影の力が、いざとなった時にモノをいうのです。このことを忘れてはなりません。

世の中はいよいよきびしさを増しています。皆様により多くのご加護がありますことを念じてやみません。初詣にてお会いできますことを願っております。

12月の強運者

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九星気学

令和7年11月29日

 

12月7日から来年1月4日までが暦法での12月となります。南が五黄殺ごおうさつ月破げっぱ、北が暗剣殺あんけんさつとなります(写真・北が下となり、一般の地図とは逆になります)。南の五黄殺は方位として注意が必要ですが、五黄の人がいつも五黄殺という意味ではありません。ただ、12月は月破が付きますので、いずれにしても注意しましょう。

12月の強運者は一位が九紫きゅうし火星、二位が二黒じこく土星、三位が八白はっぱく土星です。

九紫の人はきわめて良好な運気で、天地が味方をします。巽宮そんきゅう(木星)が自分(火星)を生じるので、協力者が得られます。健康運も高まりましょう。誠実と正直を忘れずに進めば、物ごとがまとまり、大きく飛躍します。

二黒の人は努力の成果が現われ、実りを得ます。ただし、自分(土星)が乾宮けんきゅう(金星)を生み出すので、その分の疲労を伴います。目上運なので、上司や先輩への気配りを忘れてはなりません。

八白の人は新しいスタート台に立ちました。目標に向かって、力強く進みましょう。ただし、震宮しんきゅう(木星)が自分(土星)を尅す ので、ストレスを伴います。持ち前の辛抱強さを発揮したいものです。

そのほかの人は、ホームページの「今月の運勢」をご覧ください。また「厄除・災難除」には、来年の一覧表が公開されています。新春大護摩の祈願によってご加護を仰ぎましょう。

得る喜びから与える喜びを

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布施

令和7年11月27日

 

人は誰でも、何かを得るために生きています。しかし、得るためには、何かを与えねばなりません。それは労働力でもあり、商品でもあり、情報でもあり、サービスでもありましょう。これらを与えることにより、人は自分が望むものを得ることができるのであり、人生の喜びを得ることができるのです。

しかし、得る喜びを重ねるうち、人はいつしか与えることそのものに喜びを感じるようになります。つまり、得る喜びから与える喜びを知るようになるのです。仏教ではこれを〈布施〉といいます。

布施とは、お坊さんへの布施にかぎりません。世のため人のために、物でも思いやりでも、何かを与えることのすべてが布施なのです。もちろん、お金もその例外ではありません。

あさか大師では、月に一度、一食分の食代を布施する「一食布施いちじきふせ」をおすすめしています(写真)。一食布施はもちろん〝功徳〟にもなりますが、与えることそのものに喜びを感じることを目ざしています。そして、その浄財はユニセフや赤十字社、また被災地へ送金してまいりました。

一食布施の募金箱は、あさか大師の寺務所に設置しています。お参りの皆様にはご自分で入れていただき、遠方の皆様には、ご送金をいただいています。皆様のあたたかいお心を、この与える喜びにおつかいください。

*先日、私の法友である羽田守快はねだしゅかい師の金翅鳥院こんじちょういん(鎌倉市)が、漏電のために全焼しました。今般はその復興支援にしたいと考えています。

パワーが持続する「願いおき護摩木」

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祈願

令和7年11月25日

 

あさか大師ではお護摩を、毎日午前11時半に修しています。それは、毎日の継続が絶大な法力を呼ぶからです。もちろん、月に一度でも、大祭の折に修しても、法力は顕現します。断食や荒行によって修しても同じです。しかし、毎日の継続には及びません。

なぜなら、毎日の継続によって、お大師様の法力が本堂に残り、壁にも柱にも遍満へんまんするからです。だから、いつ本堂に入っても、その法力を感じるはずです。健康を害していても、顔色が明るくなり、体が軽くなります。

お護摩には、皆様が願いごとを書かれた護摩木ごまぎが投じられ、炎の勢いが増します。また、護摩木にはパワーが持続する「願いおき護摩木」があり、ご希望の期間を指定することができます(写真)。

ご自分で護摩木を書かれた皆様は、指定期間の棚に入れてください。遠方の皆様はホームページの「お問合わせ」にて、お願いごととお名前、ご希望の期間をお知らせください。係員が護摩木を書き、指定期間の棚に入れます。

毎日修するお護摩が、お願いごとの達成を力強く支えます。お大師様の絶大な法力を信じましょう。そして、願いおき護摩木によって、パワーを持続させましょう。

水子供養はなぜ大切なのか

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水子供養

令和7年11月23日

 

この世に、水子ほど悲しい〈いのち〉はありません。

どんな人にも、両親から授けられた名前があり、戸籍があります。また、ほとんどの人が両親といっしょに生活し、共に過ごした思い出があります。若くして亡くなっても、お骨があり、戒名があり、位牌があり、お墓があります。

しかし、水子には名前もなく、お骨もなく、戒名もなく、位牌もなく、お墓もなく、闇に葬られたまま何ひとつ残りません。この悲しみが水子の両親や子孫に対して、何の影響もないはずはありません。

あさか大師では、こうした水子へのいのちに特別な思いを込め、水子観音堂にて毎日の回向えこうを続けています(写真)。

また、水子供養は先祖供養の中でも、その回向を続けることができます。この世の中で、最も悲しい水子に対し、皆様の想いを届けていただきたいと思います。

*水子供養と先祖供養に関心のある方はホームページをご覧いただき、「お問合わせ」からご連絡ください。

信仰と供養のイメージ

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先祖供養

令和7年11月21日

 

私は先祖供養の説明をする時、相手の方を一本のリンゴの樹にたとえています。下の図を見てください。これで説明すると、よくわかるはずです。

私たちが人生を変えようとした時、自己啓発やプラス思考を学ぶかも知れません。あるいは信仰によって、ご加護を祈るかも知れません。それは太陽の日を浴びて、エネルギーを受けることにたとえられましょう。

また、占い師のもとを訪ねれば、名前が悪いとか方位が悪いとかいわれるはずです。それを改めることは、風通しをよくするために枝おろしをしたり、害虫がつかないように薬を噴霧することにたとえられましょう。

これらは、この世における自分の努力です。しかし、その自分には、眼に見えない地中にも必ず根があります。いわゆる、あの世の世界、眼に見えずとも、あの世には根としての先祖が確かにいるのです。いわゆる根本(!)です。この根本を忘れてはなりません。

しかも、先祖には父母の両家があります。そして、父母・祖父母・祖々父母と、血の流れがあります。皆様が受け継いだ遺伝子です。この父母両家の先祖を無視して、人生を変えることはできません。

一本の樹のように、この世とあの世は一つにつながっています。そして、根としての父母両家にアプローチしてこそ、「人生を変える先祖供養」となるのです。誰にでもわかる、当然の道理です。

 

*この「人生を変える先祖供養」に関心のある方は、ホームページの「お問合わせ」からご連絡ください。一ケ月2000円で父母両家の供養を、密教の大阿闍梨だいあじゃりが毎日修します。遠方の方には郵送します。むずかしい作法は何もありません。

 

教えては学び、学んではまた教える

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密教私塾

令和7年11月19日

 

私は「山路天酬密教私塾」を開講し、後進の指導に当たっています。私がこれまでに学んだ真言密教や修験道、霊符や九星気学の普及に努めています。受法には遠く北海道や九州からも来山され、流派を問わず、求道の僧侶が来山しています(写真)。

実は、教えることは学ぶことでもあります。なぜなら、教えることによって、自分の足らないところが見えて来るからです。私は常にわかりやすく、「やさしく」をモットーにお話をしていますが、これがなかなか「むずかしい」から厄介です。

特に密教の教理はむずかしいので、これをわかりやすくお話するためには、よほどに学んでいなければ成し得ません。むずかしいことを、むずかしいままお話するのは〝簡単〟なのですが、これがむずかしい(笑)。いや、お話がややこしくなりました。

つまり、教えることによって学ぶ、教えることは学ぶことであるという意味です。教えては学び、学んではまた教える、人生はこのくり返しではないでしょうか。もちろん、反省も必要です。私などはいつも反省ばかりですが、これからもこの意気で教え、また学んでまいります。

山路天酬密教私塾

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