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あさか大師
令和3年9月23日
あさか大師では本日、秋彼岸会を挙行しました。数日前からお塔婆(お飾りしてある白い経木)を浄書し、光明真言曼荼羅を中心とする両部曼荼羅(左・金剛界と右・胎蔵界)の前に荘厳しました(写真)。実は、この荘厳そのものが、先祖供養における光明真言法(光明真言による真言密教の行法)の口伝なのです。
残暑きびしく、むし暑い一日でしたが、大勢の方が参列し、僧侶の方々の声明(譜のついた真言や経典)に続いて読経をしました(写真)。法要後は、先日のブログにも書きましたが、日本は春彼岸に木蓮、夏のお盆には蓮、そして秋彼岸には曼珠沙華が開く「仏の国」であるという法話をしました。本当に、そのとおりだと思っているからです。
また、終了後は参詣の方々とお供えしたオハギをいただき、楽しいひと時を過ごしました。よけいなことかも知れませんが、ボタモチとオハギは同じものです。しかし仏花に加えて、春彼岸には牡丹が咲くので「ボタモチ」と、秋彼岸には萩が咲くので「オハギ」と言います。これ、もちろん、皆様はご存知ですよね。