盂蘭盆会法要

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あさか大師

令和2年7月5日

 

あさか大師では昨日と本日、午前11時半にいつものお護摩を、午後1時には早くも盂蘭盆うらぼん法要を修しました。新型コロナウイルスの感染者数が再び上昇し、参詣を断念した方々もいらっしゃいますが、まずは集まった皆様と共に精霊回向の法要を修しました。そして、お施餓鬼せがきの説明をして(写真)、全員でその作法も修しました。

得度とくどをなさった僧侶の方々も声明に慣れ、お稽古の成果がよく出ていました。努力が実ってすばらしいと思い、よかったと思いました。ただ、私の法要に対する考えは、参詣者の方々との一体感を重んじることです。立派な声明や『理趣経りしゅきょう』の読誦どくじゅも大切ですが、「在家勤行式ざいけごんぎょうしき」を活用して、僧侶と参詣者が共に読経することが肝要ではないでしょうか。参詣者の方々は、皆様とても熱心なので、太鼓の響きに合わせて光明真言が堂内に遍満します。その唱和は「おみごと」としか言いようがありません。

今月はまた三名の方が得度を受けますので、法衣の着用を指導したり、その打合せをしました。また、加行けぎょう(教師になるための修行)の伝授もしました。すべてが終わった後は、さすがに疲れました。今日はこれで失礼させていただきましょう。

山路天酬密教私塾

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