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あさか大師
令和2年1月4日
あさか大師では御守も陳列しています。もちろん、「開眼」という作法をして、神仏の功徳を込めて授与しています。
最近では若い方も高齢の方も、御守りに対する見方が変わりました。特にご自分の守り本尊の御守や水晶パワーの御守といった、特定の意味を求める傾向があります(写真)。
腕輪念珠なども幸運の石や色にこだわりますし、車のステッカーもよほどにデザインが良くなければ貼ってはいただけません。鈴も概して大きなものより、小さくてセンスのよいものに人気が集まります。
一番の人気は「水琴鈴」でしょう。水琴とは水滴によって琴のような音色を発生する洞窟内の現象です。一般の鈴とは異なり、特にやさしい癒しの音色が好まれています(写真)。
現代人はストレスが多いのか、お香やアロマテラピーといった薫りや静かな音楽に癒しを求めるようです。法要や法話も大事ですが、このようなニーズに応じるのも布教の大事な手立てです。曼荼羅にはあらゆる仏さまや神さまがいらっしゃるように、いろいろな個性が調和しています。誰にでも親しめる手立てを配慮することも、お寺の役割だと思います。