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あさか大師
令和3年9月19日
今日は第三日曜日で、午前11時半より金運宝珠護摩を修しました。コロナ禍のさびしい集まりでしたが、僧侶の方もご信徒の方も力強く読経しました。ご祈願も多く、たくさんの護摩木(添え護摩)で高々と炎が舞い上がりました(写真)。
あさか大師の本堂は土間(床)なので、クツのままお参りし、僧侶の方もご信徒もイスに座って読経します。また、玄関までの段差もありません。これは車イスの方でも楽に入れるよう思案したからです。お隣りが特別養護老人ホームなので、入居者の方が車イスでお参りします。時代の流れからしても、これでよかったと思っています。
現代はどのお寺も、本堂には畳の上にイスを置くようになりました。現代人は家庭においても、ほとんど正座をしません。茶道なども立礼席(イス席でのお点前)が増えているはずです。正座は正しく座れば実は健康的な座法なのですが、膝や腰の悪い方には苦痛です。しかし、トイレも洋式となり、雑巾がけもしなくなり、車が普及して歩くことも少なく、足腰が弱くなったのも事実です。ところが、年齢だけは長命となり、グルコサミンやコンドロチンのお世話になっているのです(笑)。何ごとにも一長一短があるものですね。