月始めの総回向

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あさか大師

令和2年10月4日

 

昨日と今日は月初めの総回向で、光明真言の法要を修しました。コロナの中、ちょっとさびしい集まりでしたが、皆様が意を決してお越しくださいました。また、僧侶の方は行法ぎょうぼうの伝授やお護摩の勉強にお集りいただきました(写真)

毎日、光明真言法こうみょうしんごんぼう土砂加持法どしゃかじほう)を修し、月に二度ほど行事を挙行していますが、いのちの根がご先祖にあることをいつもお話しています。また皆様、読経にとても熱心です。『般若心経』の意味を質問される方もいらっしゃいますが、私は「このお経全体が真言なのです」とお答えしています。つまり、意味を論じるよりも、読経そのものに大きなパワーがあるということです。あさか大師では太鼓も入りますので、さらにパワーが増します。

真言はまた〈振言しんごん〉でもあります。振動であり、波動であり、エネルギーなのです。お大師さまも『般若心経秘鍵ひけん』で、そのようにおっしゃっておられます。読経をすると体温が上昇し、代謝を向上し、ストレスを解消させます。体のためにも、心のためにも、魂のためにもなります。功徳を生み、自分のためにも、ご先祖のためにも、社会のためにもなるのです。こんなにいいことは、世の中にそうそうありません。

だから、お母さんのお腹にいる時から読経を聞いて産まれたお子さんは、素直に育ちます。小さい時からお寺で読経を聞いた子供さんが、非行に走ることはありません。大人が読経をすれば、老いても大きなやすらぎとなります。老いて読経をすれば、あの世(!)へっても役立ちます。もちろん写経も同じで、まったく、いいことづくしです。そして、それを教えてくれるお寺ほどいいところはありません。そう思いませんか、皆様。

山路天酬密教私塾

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