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健康
令和元年11月3日
私は標準体重を信用しません。
なぜなら、筋トレをしたスポーツ選手などは、確実に肥満になってしまうからです。特に猛稽古とちゃんこ料理で作り上げたお相撲さんの筋肉まで、すべて肥満になってしまいます。また標準体重で肥満の人は、糖尿病や動脈硬化が発病するという説も、あまりに飛躍しています。人にはそれぞれの体質があるのですから、痩せている人もいれば太っている人もいるのは当然のことです。
一般に聞かされる【身長-100×0・9】、あるいはBMIの【体重×身長の2乗】では、内臓脂肪や皮下脂肪は検出できません。また脳の萎縮度や骨密度、また血管の弾力性も検出できません。
アメリカの医師・オスラ―博士の「人は血管とともに老いる」は名言中の名言です。健康度は内臓脂肪や皮下脂肪を含め、脳年齢・骨年齢・血管年齢等を総合的に判断すべきだと思います。健康診断での血液検査や内臓検査に加えて、こうした健康度が気軽に測定できることを望んでいます。
ところで、仏像や仏画を見ればわかりますが、ほとんどの仏さまが〝肥満〟です。インドの神さまも同じです。私の従兄弟に仏像を彫っているいわゆる仏師がいますが、彼はよく「仏さまは肉体労働者だ」と語っていました。
つまり、それほどに筋肉が発達しているということなのでしょう。これは痩せることばかりが力説される現代とは違った、何かがあるはずです。ダイエット流行の真っただ中にあっても、考えるべきことです。