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密教私塾
令和元年9月25日
一昨日、秋彼岸法要、および秋彼岸水子供養会を挙行しました。そして、その後に得度式(仏門に入る儀式)があり、四名の方が戒を受け、出家(僧侶になること)をされました(写真で胸に白い奉書を挿している方々)。ただ、この方々は社会人として仕事をしておられますので、剃刀(カミソリ)は当てましたが、髪はほんの一部を切り落とすにとどめました。
私の〈密教私塾〉での得度式は初めてのことで、私も四名の方々もいささか緊張しました。四名の方々はそれぞれ立派な法名(僧侶としての名前)をいただき、修行の第一歩を踏み出したわけです。これから休日には私のもとに参り、加行(真言宗僧侶の基本修行)に入ります。学ぶことはたくさんありますが、とても熱心な方々ばかりで、私も教えがいがあります。
写真をご覧いただくとわかるのですが、出家をされた当時は、法衣も袈裟も何となくぎこちなく映ります。誰でも、始めは同じです。ところが、これから礼拝や読経をくり返して行くうちに、いかにも僧侶らしくなっていきます。物腰も立ち振る舞いも、みごとにサマになります。このことは、以前にもお話をしました。しだいに貫禄がついていく様子を見るのも、私の楽しみになるはずです。