2024/02の記事

孔雀明王の秘法

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真言密教

令和6年2月27日

 

本日、金沢より真言宗僧侶の方がお越しになり、3名の方に〈孔雀経法くじゃくきょうぼう〉を伝授しました。〈孔雀経法〉とは孔雀明王くじゃくみょうおう(写真)への祈願法で、真言密教〈三箇大法さんかのたいほう〉の一つであり、秘法中の秘法とされるものです。その秘法を修すれば絶大な法験を生むがゆえ、特に国家的な危機を救う祈りとして、ひそかに修されてきました。

 

私がなぜこのような秘法を伝授したのかと申しますと、震災はもちろんのこと、戦争・コロナ感染が未だに絶えないからです。そして、私自身も毎日の祈りに、この孔雀明王の真言を加えているからです。

孔雀は毒虫を食すので、それが人間の三毒(貪瞋痴とんじんち)を食する鳥としてたたえられました。また、その名を「救邪苦くじゃく」とも表記し、邪悪な苦しみを救う深意が込められています。「孔雀明王」とは呼ばれるものの、不動明王などの忿怒ふんぬの〈明王〉ではなく、「みょう(真言)の威力にすぐれた王」の意味であることも知らねばなりません。ご覧のとおり、尊顔はやさしい菩薩形です。

私も心ある有縁の僧侶の方には、今後もこの秘法を伝授していきたいと思っています。また能登半島の被災地が、一日も早く復興しますことを念じてやみません。

御守が割れる!

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祈願

令和6年2月23日

 

御守おまもりはまた、「身代みがわわりふだ」でもあります。つまり、それを所持している人の身代わりになるという意味です。

具体的にお話をしますと、木札の場合、その御守が割れることがよくあります。割れるというと、「縁起が悪い」と思うかも知れませんが、そんなことはありません。御守が身代わりになって割れたのですから、とてもとても「ありがたい」ことなのです。

あさか大師でも、皆様がよくそんなお話をなさいます。特に〈ぎんなん御守〉〈交通安全御守〉などに多く見受けられます(写真)。通行中とか運転中であぶない目にあった時、所持していた御守がいつの間にか割れていることがあるからです。

御守はたんなる「グッズ」ではありません。読経や真言を唱えて開眼入魂したものには、必ず生きたはたらきがあります。決して粗末にしてはなりません。御守に対する心得として、理解していただきたいと思います。

御守を所持して、もし割れるような経験がありましたら、むしろ仏さまのご守護をいただいたと思いましょう。大切なことです。

融通への「金運宝珠護摩」

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金運

令和6年2月19日

 

昨日の「金運宝珠護摩」にも、大勢の皆様が参拝されました(写真)。

皆様にちょっとお話をしましたのは、お金に対して大切なキーワードである〈融通〉という意味についてでした。お金に対して最も間違った見解は、「相手がそんをすれば、自分に利益がある」という発想ではないでしょうか。たとえば、相手の人に少しでも高い値段で売りつければ、その分だけ自分がもうかるのだという考え方です。

しかし、これでは融通にはなりません。いずれは必ず自分の不当さが発覚し、うらみを受ける結果にもなりかねません。融通とは「け合う」という意味です。一方だけの利益で溶け合うことはありません。金運とは互いに利益を共通し合ってこそ生まれるからです。

「金運宝珠護摩」はそのチャンスに恵まれるよう修しています。もちろん、チャンスはただ待っているだけでは恵まれません。そのチャンスに恵まれるよう、皆様の背中を押すということなのです。共通の利益に恵まれ、金運が高まることを念じてやみません。

明日が「金運宝珠護摩」

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金運

令和6年2月17日

 

明日の午前11時半より、「金運宝珠護摩」が奉修されます。大勢の皆様がごいっしょに参拝されますので、早めにお越しください(写真)。

この「金運宝珠護摩」ではお護摩の炎に如意宝珠を観想し、金運のパワーが堂内に遍満するよう祈ります。ご参拝ができない方や遠方の方でも、あさか大師にお心を寄せる方なら、どなたも感応しますので、この時間に合わせてお祈りください。同じ時間に合わせることが大切です。

また、お護摩の読経や太鼓とは別の音楽が聞こえたり、合掌した手に金粉が付いたりすることもあります。不思議な霊験がたくさん届きますが、皆様の霊験をぜひお聞かせください。その霊験が新たな霊験を引き寄せ、また生み出します。

2月の伝道法語

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今月の伝道法語

令和6年2月16日

 

2月の伝道法語を、境内に掲示しています(写真)。

何をするにも、小さな積み重ねが大切です。一気に花開くことはあっても、それは小さな積み重ねがあったからです。だから、物ごとが一気に大成することはありません。

わずかな時間とわずかな努力が、ほんの少しの成果を生みます。そして、ほんの少しの成果が、やがては大きな成果となって実ります。つまり、大きな成果は小さな成果の積み重ねから生まれるのです。

千里の道も一歩一歩です。まずは、小さな積み重ねから始めましょう。

結願の「開運星祭り大護摩供」

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開運

令和6年2月11日

 

6日間の前行ぜんぎょうを終えて、本日は結願けちがん(7日目)の「開運星祭り大護摩供」を奉修しました。大勢の皆様が参詣し、力強い浄炎につつまれて、一同が随喜ずいきしました(写真)。堂内の空気が一変して、高貴なパワーが遍満したと思います。

また〈星供曼荼羅ほしくまんだら〉について説明し、参詣者が一同となって当年星(今年の当たり星)の真言をお唱えしました。星祭りは多くの寺院で奉修されますが、私は自分の著作に基づき、正しい法流を守りたいと考えています。あさか大師の「開運星祭り大護摩供」に、さらに多くの皆様が結縁けちえんされますことを願ってやみません。

この浄炎の気流に乗って、「大難は小難に、小難は無難」となり、盛運の皆様にはいっそうの幸運が訪れますことを祈念しています。そして、またのお参りをお待ちいたしています。

明日が「開運星祭り大護摩供」

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祈願

令和6年2月10日

 

あさか大師では明日の午後1時より、「開運星祭り大護摩供」を奉修いたします。先日(2月6日ブログ)もお話をしましたが、星祭りは厄年や災難年の人も、盛運の人も共に今年の〈当年星とうねんじょう〉を祈願して無事息災と開運成就を祈ります。そして、今年に配当する〈当年星〉のお札を一年間のお守りにいたします(写真)。

念のためにお話をいたしますが、九星気学の一白・二黒・三碧といった〈本命ほんめいせい〉は一生変わりません。しかし、この〈当年星〉は毎年、配当が変わります。昨年の〈当年星〉をお納めして、今年の〈当年星〉をお申込みいただきたいと思います。

お申込みはこれからでも、また明日以降でも間に合います。お財布やカバンの中に入れて持ち歩き、家を離れていてもしっかりとお守りいただきましょう。遠方の方はホームページの「お問い合わせ」からご送信ください。

〈八方除札〉のおすすめ

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祈願

令和6年2月8日

 

「開運星祭り大護摩供」では〈八方除札〉がいっしょに開眼かいげんされます(下写真右から二番目)。また、そのほかにもトイレの〈不浄除札〉、盗難を除く〈盗難除札〉、小さなお子様の夜泣き・かんの虫を除く〈虫封むしふうじ札〉が開眼されます(下写真)。

現代の住宅事情では、理想の家相を求めることなど、ほとんど不可能です。したがって表鬼門おもてきもん(東北)や裏鬼門うらきもん(西南)の障りを除く、祈願札や風水の知識が重要となることは申すまでもありません。玄関やトイレが表鬼門や裏鬼門に当たる家には、ぜひ〈八方除札〉をまつりましょう。また、「幸せの〈大師浄塩〉」(1月24日ブログ参照)も強い法験があります。

また、トイレの神さま(正式には烏枢沙摩明王うすさまみょうおうさま)を大切にして、しっかり清掃をすることは開運の秘訣であり、盗難を防ぎ、小さなお子様を守ることは家内安全の鉄則です。「開運星祭り大護摩供」は2月11日午後1時より奉修されますが、当日を過ぎてもお申込みはいつでもできまです。ホームページの「お問い合せ」からご連絡ください。

「開運星祭り大護摩供」の開白

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祈願

令和6年2月6日

 

あさか大師では昨日より、私の著書に基づく「開運星祭り大護摩供」の前行ぜんぎょう開白かいはく(始めること)しました(写真)。星祭りは通常、節分に奉修しますが、あさか大師では月初めの総回向(先祖供養)法要があるため、二月第二日曜日の午後1時より結願けちがんの大護摩供を奉修しています。

「〈厄除〉と〈星祭り〉は何が違うのですか?」という質問をよく受けますが、答えは簡単です。〈厄除〉はもちろん、厄年(前厄・本厄・後厄)の人のみご祈願をするのですが、〈星祭り〉は盛運の人も衰運の人も共にご祈願をいたします。つまり、〈星祭り〉はご家族全員で、今年の無事息災と開運を祈るものだということです。

そもそも仏教は「よい時はよいなりによく、悪い時も悪いなりによく」という、とらわれのない〈くう〉の教えです。つまり、占いを用いて、占いを超える教えなのです。厄年の人は災いを転じて役立つ〈役年〉に、盛運の人はさらに幸運な年を目ざしましょう。

星祭りのお申込みは今からでも間に合います。ホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。厄年の人も盛運の人も、共に豊かな一年をご祈願ください。当日のご参拝も歓迎いたします。

父母のルーツから人生を変える

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先祖供養

令和6年2月5日

 

一昨日と昨日、あさか大師では月初めの総回向(先祖供養)法要がありました。節分・立春の日だけに、たくさんの皆様が新春の思いを込めて読経をしました(写真)。

この先祖供養はたんなるとむらいではなく、父母のルーツを通じて自分の人生を変えることを目的にしています。先祖供養というと、ほとんどが父方ばかりを重視しますが、これでは片手落ちというほかはありません。特に男性にとって、母方の供養はきわめて大切です。

なぜなら、男性にとって、母親は人生で初めて出会った女性であり、その母親との関係が人生に大きく影響しているからです。同じように女性にとっては、父親との関係が(特に結婚に)大きく影響します。この事実をふまえて、あさか大師では父母の両家を、お導師の修法に融合して、毎日休みなく供養を続けます。

遠方でも通信で参加できますので、全国からお申込みがあります。ご希望の方はホームページの「お問い合せ」よりご送信ください。皆様の参加を歓迎いたします。

山路天酬密教私塾

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