続・陰膳のすすめ

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令和2年2月12日

 

昨日、「陰膳かげぜん」のお話をしました。そして、家族は精神的に連結しているから、陰膳によってこれを応用することができるとお話をしました。

実は、このお話をさらに続けるなら、家族は霊的にも連結しているともいえるのです。つまり、あの世の人とも連結しているという意味です。人はこの世の一生で終るのではなく、その人を思えば、それは〝生きている〟ことになるからです。

たとえば、ご主人か奥様のどちらかが他界されて、お子様が幼いのに片親となった場合、子育てはなかなかむずかしいものです。しかし、その片親が位牌に向かって合掌がっしょうをしていれば、そのお子様が間違った育ち方をすることはありません。その後ろ姿を見て、「お父さん(お母さん)を大事にしているし、お父さん(お母さん)はいつもそばにいる」という思いをいだくからです。そして、その思いは必ずあの世とも連結するからです。何もむずかしいことではありません。

そして、あえて提案しますが、月に一度の命日めいにちには陰膳かげぜんをすることが大切です。ご主人(奥様)が座っていた食卓に、好きだった食事をえることです。お子様ははじめ、お客さんでも来るのかと思うでしょう。しかし、その理由を説明すれば、お子様はますますよい子に育ちます。これは、どんなご祈祷法にもまさる〈秘中の秘〉なのです。

片親でご苦労をされている皆様、どうかこの陰膳のすばらしさを、ぜひ体験してみてください。

山路天酬密教私塾

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