続・蛇体の不思議な霊力

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令和6年9月10日

 

私の郷里の農村にはヘビがたくさんいましたので、いじめたり殺したりする人もいました。それについて、小学生の時の忘れがたい記憶がありますので、お話をいたしましょう。

それはちょうど今頃の季節の下校時でした。ある樹木の枝に大きな二匹のヘビがいて、それに向って3人の男の子が石を投げつけていました。私は「そんなことはしないほうがいいよ!」といいましたが、聞き入れません。一匹は地に落ち、もう一匹はかろうじて枝に留まっていましたが、二匹とも必死の苦しみにもだええていました。私は立ち去りましたが、後で聞くと二匹とも殺してしまったとのことでした。

するとその日の夜、その男の子の2人が急な高熱を出したのです。村医者を呼んで治療しましたが、3日ほどは苦しんだととのことでした。偶然とするのは簡単ですが、私は子供なりにあの残虐ざんぎゃくな行為を思い浮かべました。

ヘビをよく「弁才天さん」と呼ぶのは、弁財天と同体の宇賀神うがじんとされるからです。つまり神さまとして信仰されるからです(写真・西大寺蔵)。

蛇体には不思議な霊力があると、私は確信しています。強力なパワーを発揮する霊符もまた蛇体の姿です。もし、ヘビに対して思い当たる行為のある方は、今からでも弁財天に懺悔さんげし、おそなえをしておわびをしてください。決して軽んじてはいけません。

山路天酬密教私塾

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