令和元年11月15日
あさか大師では毎日、いろいろなご祈願が寄せられます。その多くは護摩木(お願いごとを書く小さなお札)に書き、日ごとに「願いおき護摩木」の棚に並べられます。特に手術や受験などは、10日間とか1ヶ月とかが続けて並べられます。私が毎日お護摩を修する理由は、こうして毎日お願いごとが寄せられるためでもあります。
「ゆりかごから墓場まで」といわれますが、人の悩みは生れれた瞬間から尽きません。発育にも、風邪にも、ケガも、いじめにも、親は心配します。さらに、受験があり、就職があり、結婚があり、出産があり、孫が生まれれば、その孫をまた心配します。つまり親は子を、子はまたその子を心配するのが人の一生なのです。
寄せられる悩みを見ると、最も多いのは病気です。つまり、人はまず何よりも健康を望むということです。健康でなくては働けませんし、健康でさえいれば何とかなると、ほとんどの方が思っています。健康こそは、人生最大の願いなのです。
次はお金のことです。お金が人生のすべてではありませんが、お金がなくては生きていけません。商売をしている方ならなおさらです。とにかく、売り上げを伸ばさねばなりません。営業マンなら、契約も取らねばなりません。もちろん主婦は、家計のやり繰りをせねばなりません。借金があれば、返済せねばなりません。
そして次は、夫婦や家族、あるいは職場での対人関係です。夫婦や家族といえども、どこまで理解し合っているかは多いに疑問です。また職場でも、人は仕事そのものよりも対人関係に悩むのです。職場の対人関係に悩んで、うつ病になっている方がいかに多いかは、想像を絶するものがあります。
つまり、人の一生は病気とお金と対人関係こそ、最も多い悩みだといえるのです。いうなれば、これらの悩みに立ち向かい、いかに解決するかが私の仕事なのです。また多くの寺院や神社があり、占い師がおり、カウンセラーがおり、その中で私を選んでいただけることが、私の仕事なのです。