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仕事
令和2年2月13日
小事をおろそかにしての大事はありません。
大事を成し遂げた成功者の伝記を読むと、そのことがよくわかります。下積みの時代からささいな仕事も大切にしてきた人たちだからです。ささいな仕事でも、それを大切にする人は世間からも信用されますし、そうでなければ大事をなすことなどでき得るはずがありません。
大事といえども、小さなことの積み重ねです。その小さなことをコツコツと築いていける人こそが、大事を成し遂げるのではないでしょうか。
逆に、ささいなことを軽んじると、とんでもない結果をも招きかねません。川の堤防も、アリの一穴から崩れるのです。大きな岩も、わずかな筋目から割れるのです。ささいなことだからと、それを軽んじてはなりません。
非行に走る子供も、最初から目立ったことはしません。外出時間が増えたり、髪を染め出したり、女の子なら口紅をさしたり、洋服が派手になったりと、わずかな兆しを見せるだけなのです。
それを親が注意しないでいると、子供はその親の甘さを敏感にキャッチします。そして、だんだんとエスカレートして、ついには親の手に負えなくなって行くのです。火事なって燃え広がらぬ内に、小さな火種をまずは消すことが大切です。
お話はもどりますが、小事こそは大事の分身です。雨だれが岩を打つように続ければ、やがて大きな成果を生むことは間違いありません。私も肝に銘じておきます。