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社会
令和2年4月4日
今日・明日と、月始めの総回向ですが、コロナウイルスによってお参りも少なく、マスクをしたまま間隔を空けてのお参りでした。こんな経験ははじめてのことで、さびしい思いは否めません。それでもコロナウイルスが一日も早く終息することを祈りました。そして弘仁九年(平安時代)の疫病のおり、お大師さまが『般若心経』の功徳によってこれを鎮められた史実に鑑み、私たちの責務についてもお話をしました。(写真)。
ついでながら、あさか大師お隣りの桜も先日の満開時に降雪となり、また翌日は突風となり、かなり散ってしまいました。それでも最後の〝なごり桜〟をお目当てに、老人ホームの皆様が集まりました。そして、私も車イスの皆様を励ましました。今日の一日にあっては、うれしいご報告です。
社会全体が異常な停止事態となり、特にお客様が集まる職業は危機に瀕しています。総理の宣言を待たずとも、もはや緊急事態なのです。日本は戦争もなく、台風や震災以外は平和に過ごして来ましたが、これこそは過酷なまでの試練でありましょう。そして、人類への警告でありましょう。この緊急事態を乗り越えてこそ、何かを学び、何かを得るのです。そして、この世は無常であるという真実を知るのです。試練も警告も大きな訓戒となることを念じてやみません。