霊符伝授

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密教私塾

平成31年4月23日

 

本日と明日はまた〈密教私塾〉があり、霊符伝授をいたしました。本日は僧侶の方が5名、遠方よりお越しになりました。霊符は特殊な分野なので、伝授の機会はほとんどありません。皆様、それだけにとても真剣でした(写真)

あさか大師での密教私塾のようす。5名の僧侶の方に霊符伝授をしているところ

霊符は〈鎮宅霊符尊ちんたくれいふそん〉の言葉どおり、家の障りや災いを除く神さまです。また家と共に、そこで暮らす人にも吉祥をもたらしていただけます。何が不思議といえば、霊符ほど不思議な護符はありません。

明治時代には大阪に藤崎孝教こうきょう師がおり、ご信徒はもちろんのこと、日露戦争出兵の方々に大きな霊験を残されました。また、大正時代には同じ大阪に山岸乾順けんじゅん師(号・金華山人)がおり、大変に活躍をされました。しかし、昭和に至っては名だたる師がなく、幻の伝書や口伝を求めて、私は暗中模索でした。

それでも、努力を続ければ道は開けるようでございます。奇妙な縁から、どうにか目的を達成することができました。同時に、もしこれを後世に伝えねば、いよいよこの法が絶滅する可能性があることも恐れました。

そんなことを思いから、今日は伝授を進めたのでございます。明日もまた、続いて霊符のお話をいたしますよ。

山路天酬密教私塾

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