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密教私塾
令和7年8月30日
あさか大師に多くの皆様がお参りにいらっしゃいますが、そのほか、僧侶の方々が受法(勉強)にもいらっしゃいます。私は「密教私塾」を開いておりますので、各派の皆様がお集りになります。本日は修験道の伝授で、遠くは北海道や九州からもわざわざお越しになりました(写真)。
真言密教は書物だけでは修学できません。お大師様は若き日に修験者となって悟りを得ましたが、さらに行法を求めて長安(中国)へ渡り、青龍寺の恵果和尚よりその伝灯を相承しました。つまり、直接に面授(面会しての受法)をしないかぎり、習得はできないということです。そして、その行法の伝授をする方を阿闍梨といいます。
今日、伝灯の伝授をする阿闍梨が少なくなりました。私は求法の要望に応じ、阿闍梨としてこの密教私塾を続けるつもりです。それがお大師様や歴代祖師に対する報恩謝徳であると考えています。聖教の行法なら、どのような伝授もいたします。熱意ある僧侶の皆様は、ぜひご連絡ください。