続・水平足踏み

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健康

令和元年7月20日

 

昨日は健康法として〈水平足踏み〉を紹介しましたが、今日はその補足です。

皆様はいろいろな健康法を試みたことでしょうが、ほとんど長続きはしなかったはずです。それは決して根気がなかったからではなく、工夫が足らなかったからだと私は断言します。ものごとはささいな工夫によって、その成否が決まるからです。

そこで水平足踏みに興味をもっていただいた方のために、とっておきの方法をご紹介しましょう。

それは、行なう時間を決めておくことに加えて、砂時計を用いることなのです。ネットですぐに買えますので、オシャレな三分間砂時計を一つ用意してください。それをリビングやキッチンの目につく場所に置いて、一日一度は必ずヤルぞ(!)と決めてください。そして、まずは回数は無視して、三分間を試みてください。テレビやカレンダーを見ているうちに、アッという間です。しかも、日ごとにその三分間が短く感じられるはずです。そして、これなら必ず続くのです。

私の場合は、起床してトイレに行った後、歯磨きをしてからキッチンで行っています。キッチンなら自分の姿が映り、太ももや両腕が水平に上がっているか確認できるのでちょうどよいのです。たいていはその日の予定や段取りを考えているうちに、三分が過ぎてしまいます。夕方は料理をしながら行います。なべの湯がくまで、三分など充分に作れる時間です。

習慣こそは〝第二の才能〟なのです。そして、その習慣はささいな工夫から生まれるのです。習慣が成果を生み、その成果が人生の財産となるのです。僧侶は毎日、習慣としての読経をするから長い経典を記憶できるのです。また習慣としての挨拶も清掃も、日常の作法も、すべて同じです。人生の成否は、「習慣にかかっている」と言っても過言ではありません。

小さな砂時計は、今や私の大切な財産です。私の葬儀の折には、ひつぎの中に入れていただきたいほどです。冗談だと思いますか、皆様。

山路天酬密教私塾

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