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70パーセント主義

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健康

令和元年5月21日

 

うつ病になる方は、みな、まじめなのです。むしろ、まじめ過ぎるのです。

何事も完璧になそうとします。つまり、100パーセントを望む完全主義者なのです。他人の失敗まで自分の責任であるかのように考え、一人で悩むのです。それだけ、性格が潔癖なのでしょう。しかし、この世で100パーセント完璧な生き方などできるはずがありません。

故人となった斎藤茂太さんは、歌人・斎藤茂吉の長男であり、また精神科医として斎藤病院の院長を勤めたほか、ユーモアに富んだ著作家としても活躍しました。その著作の中に『人生80パーセント主義』があり、私は何度もくり返し読みました。要は、うつ病に陥いる人はあまりにも100パーセントの結果を望み過ぎるから、これを80パーセントほどに考えれば、精神的なストレスは相当に緩和するということ書かれてありました。

しかし、私はさらに数字を下げて70パーセントほどでよいのではないかと考えています。自分が望んだことの70パーセントも叶えば、充分ではないでしょうか。そう考えるようになって、私もずいぶん楽になったものです。

これは妥協ではありません。目標に向かっては全力で当たりましょう。持てる力は出し切りましょう。でも、完璧な達成に至らずとも、引きずってはなりません。いつまでも悩まず、次のチャンスを待ちましょう。

ハンドルのように〝遊び〟がなければ、心のかじ取りはできません。まじめで責任感がつよく、潔癖な方に、この話はきっと役立ちますよ。私もそうでしたから。

 

体のお便り

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令和元年5月12日

 

先日、健康法のお話をしました。今日はその続きです。

皆様は健康のため、食事や運動、あるいはサプリメントや癒しの云々など、いろいろと気づかっていらっしゃることでしょう。もちろん、それらを否定するつもりはありません。

ただ私が力説したいことは、何をするにも順序があり、これを無視してはならないということなのです。つまり何をするにも、まずは悪いものを取り除き、その後にいいものを取り入れるという順序が大切だということです。悪いものを取り除くとはどういうことかと申しますと、いい排泄をするということなのです。つまり、健康なお通じやおしっこが出なければ、健康にはなれないということです。だから、大小の便こそは、体からの〈お便り〉なのです。ご自分の健康診断書なのです。
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健康法あれこれ

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令和元年5月9日

 

何年前でしたか、『病気にならない生き方』という本がベストセラーになりました。この本には、牛乳は子牛の飲み物であるから乳製品は体によくないと書かれています。すると今度は『病気にならない生き方で、なる病気』という本が出ました(笑)。こちらの本には、牛乳やヨーグルトをとらずして、どうやって健康を守れるのかと書かれています。

同じように、糖質制限で健康になるという意見があれば、糖質制限は危険という意見もあります。朝食は絶対に取りなさいという意見があれば、朝食はぬいた方がいいという意見もあります。運動不足が成人病を招くという意見があれば、長生きをしたければ運動をやめなさいとういう意見もあります。驚いたことには、これらはすべて立派なお医者さんの意見なのです。こうした正反対の意見を聞くたびに、皆様はどうしていいのかわからなくなることでしょう。

私の考えを申し上げるなら、健康法とは百人百様で、要は自分にあった方法を見つける以外にはありません。牛乳が合う人もいれば、たちまちに下痢をおこす人もいます。長い歴史の中で、日本人は米を常食してきたわけですから、糖質をまったく排除するのも不自然な話でしょう。
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ため息

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令和元年5月7日

 

皆様は、いかがでしょう。よく、ため息をつきますか?

実は、若い頃に読んだ自己啓発の本に、「ため息をつくほど幸運が逃げて行く」と書かれてありました。私はなるほどと思い、ため息をつくことを、極力やめようと心がけました。確かに、ため息をつくと、幸運が逃げて行くような気がします。まわりの人への気くばりとしても、決してよいとはいえません。

ところが、ある友人からは、まったく反対の意見を聞かされました。つまり、ため息こそは、ストレス解消の妙薬だというのです。特に、風呂に入った瞬間のため息こそは、最高の気分転換だと言うのです。そうすると、これはこれでまた正しいような気がしてきます(笑)。では、どっちが正しいのだろうと、自分なりに考えたものでした。
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病気の真実

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令和元年5月2日

 

暖かい春なのに、風邪を引いている方が多いようです。皆様、ご用心なさいませ。

風邪は引かないにこしたことはありません。しかし私は、風邪はいわば体のリセットだと考えています。風邪を引いて体を通過させれば、新しい体によみがえるからでございます。だから、時には風邪を引いた方がよいのかも知れません。

実は私は、人は病気になるから健康でいられるのだとさえ思うのでございます。「何をバカなことを」と、お思いになりますでしょうか。「ふざけるな」と、お思いになりますでしょうか。そうではないのです。病気は本来、健康を守ろうとする尊い働きであることを知らねばなりません。
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