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万病に効く「水平足踏み」

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令和7年8月21日

 

私は毎日、大きな声で読経し、法螺貝ほらがいを吹き、太鼓たいこをたたいてお護摩を修します。したがって、私にとっては、仕事そのものが健康法であるといえましょう。

そのほか、毎朝欠かさず実行している健康法に、故・加藤治秀医師が考案した「水平足踏あしぶみ」があります。これはくり返す足踏みの太ももを水平に上げるだけの単純なものです。しかし、考案者の著書に「万病に効く」(写真)とあるだけに、その効果は絶大です。また、瀬戸内寂聴尼が実行していたことでも知られています。

ウォーキングもよいのですが、真夏の炎天下や雨天の日には、実行しにくいものです。その点、この水平足踏みは天気に左右されず、器具もいらず、場所も取らず、費用もかからず、わずか3分で終了します(タイマーか砂時計を使用)。

始めての人は、けっこう「キツイな!」と思うかも知れません。しかし、慣れてくれば階段など、楽に昇れる自分に気づくはずです。太ももを水平にまで上げるには、自然と背筋が伸びますし、腕の運動にも、呼吸法にもなります。

ぜひ実行してみてください。何をやっても続かないという人にこそ、むしろお勧めです。

続・人生の粕汁

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令和7年8月14日

 

酒粕の薬効については、秋田大学名誉教授・滝澤行雄先生監修の『酒粕のすごい特効』(宙出版)を読んでいただくのがよいでしょう(写真右)。また、カラー本では『酒粕のパワーでやせる! 健康になる!』(学研)などもおすすめです(写真左)。

酒粕の主な薬効を列記しましょう。

①インスリン様物質によって糖の吸収を抑え、糖尿病を予防する。

②γ(ガンマー)アミノ酪酸によって、血圧を下げる。

③システインプロテアーゼ阻害ペプチドによって、骨粗しょう症を予防する。

④ウロキナーゼの合成を促進させて、脳梗塞や心筋梗塞を予防する。

⑤カテプシンBを阻害し、花粉症などのアレルギー体質を改善する。

⑥NK細胞を活性化し、リンパ球のガン細胞を抑制する。

そのほか、老化防止・認知症の予防・うつ病改善にも大きな効果があります。また美容効果が高いことは、酒蔵の杜氏とうじがシミひとつなく、すべすべの肌をしていることでも理解できましょう。すでに多くの酒造会社が化粧品を販売していますので、ネットで検索してみてください。そっとお話しますが、洗顔の後に柔らかい酒粕でパックをすると、個人差はありますが、この上ない美肌になります(秘密です!)

これほどに薬効のある酒粕は、日本の宝です。そして、酒粕をもっとも手軽に食用できるのが粕汁です。「人生の粕汁」は、私の生涯の健康源です。

人生の粕汁

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令和7年8月12日

 

私の健康源は粕汁かすじるです。日本には味噌・醤油・酢・納豆・梅干など、すぐれた食材がたくさんありますが、酒粕さけかすの薬効が注目されないのは残念でなりません。

そもそも医学の〈〉とは、「酉(酒)を役立てる」ことです。だからこそ、お酒は〝百薬の長〟と呼ばれるのです。

私はお酒はほどほどにしていますが、酒粕は人生の宝物と思って食用しています。ダイコン・ゴボウ・ニンジン・シイタケ・コンニャク・油あげ・豆腐と、七種類の具材を用い、ダシをとり、これを煮込み、酒粕に味噌と秘伝の〇〇を加えて、毎日一度は食卓にのせています(写真)。

今や日本酒は世界的なブームですが、いずれは酒粕の薬効が注目され、さらには日本の主食たる〈米〉の偉大さが注目されることは間違いありません。だからこそ、天照皇大神がこの国の主食としたのです。猛暑の夏は冷たいものばかりを口にしがちですが、こんな時こそ粕汁は最高の健康食です。

私が毎日休むことなくお護摩を修し、先祖供養に励み、顔ツヤもよく、若々しく、元気に働けるのは粕汁を飲んでいるからです。私の人生を支える「人生の粕汁」です。その薬効については、次回に。

「霊鳥」の飛来

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令和7年3月31日

 

あさか大師には毎年、桜開花の頃になるとキジが飛来します(写真)。

キジは日本の国鳥です。つまり、太古よりこの国の人々に親しまれた、日本を代表する鳥なのです。野生のキジを見ることはめったにありませんが、その美しい色彩とエキゾチックな鳴き声は、神様の伝令のような印象を受けます。キジを「霊鳥」と呼ぶゆえんでしょう。

菜の花の黄色がビタミンカラーとなり、桜の花が爛漫と咲き誇り、霊鳥の鳴き声をともなって、日本は春の吉祥に包まれました。今日も元気に一日を過ごしましょう。

ビタミンカラー

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令和7年3月22日

 

桜の開花もいよいよとなりました。その桜の前に、、日本の野山には黄色い花が目立ちます。菜の花(写真)・からし菜・ロウバイ・サンシュユ・トサミズキ・マンサク・レンギョウ・福寿草など、いかにも春らしい元気を感じます。

黄色はいわゆる「ビタミンカラー」で、パワーにあふれています。冬の寒さに縮んだ心身が回復するよう、自然界はそのように働いているのです。黄色を好む人は、元気で明るい人が多いことでも、理解できましょう。皆様もこの黄色い花から、春の元気をいただいてください。

ちなみに、作家の司馬遼太郎さんは黄色い花が好きでした。そのことは、彼には戦国時代や明治維新といった、激動の時代の小説が多いことにも影響しているかも知れません。壮健な体力と強靭きょうじんな気力がなくては、生きられなかったはずです。

花粉症の妙薬!

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令和7年3月13日

 

花粉症の季節です。鼻水や目のかゆみで悩んでいる方も多いことでしょう。私は花粉症の方には赤ジソをおすすめしています。ただ、かつての梅干しには必ず赤ジソが入っていましたが、今はほとんど見かけません。そこで赤ジソのふりかけ商品である「ゆかり」を推しています(写真)。スーパーのふりかけ売り場にありますが、塩分が気になる方はネットで減塩タイプを求めることができます。

赤じそにはロズマリン酸とα-リノレン酸が多く、アレルギー改善の妙薬となります。毎日のご飯にかけていただくとよいでしょう。これを続けていると、花粉症を寄せつけなくなるか軽症ですみます。

一度にたくさん食べるのではなく、あくまでも続けることです。どうぞお試しを。

コスモスの花療法

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令和6年9月26日

 

意外に思うでしょうが、コスモスはメキシコの花です。しかし「秋桜」と表記されるほど、日本の秋を代表する花となりました(写真)。

コスモスは可憐な花に見えますが、実に強靭きょうじんです。石ころだらけの荒れ地や、アスファルトの割れ目からもたくましく育ちます。それだけに、疲労回復の花療法となることを覚えておきましょう。

夏の疲れが出て、体がだるくなったり、食欲がなくなったりする症状を、中医学では〈腎虚じんきょ〉と診断します。つまり、腎気じんき(生命力)の衰えです。生薬の調合もありますが、こんな時はぜひコスモスの花に接してください。

野山や道端で見るもよし、鉢植えを部屋に置くのもよし、この花のたくましい美しさが、腎気を補ってくれるでしょう。花を単に楽しむだけではなく、花を想い、その情感とパワーによる花療法が普及することを願っています。

〇〇のチカラと奇跡の波動

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令和6年8月26日

 

コロナワクチンを接種して以来、体の不調を訴える方が多いようです。また、コロナワクチンに反対する医師がいることも事実です。例えば『コロナワクチンの恐ろしさ』(高橋徳・中村篤史・船瀬俊介著、成甲書房)は、3人の医師によって刊行された書籍の一例です(写真)。

同書は厚労省のデータに基づき、「コロナワクチンは有害無益だ」と主張しています。興味のある方は、ぜひお読みになってください。ただ、皆様のほとんどはすでにワクチン接種を済ませたことでしょうから、ここでは同著の最後に記載された「ワクチンを打ってしまった人もあきらめない」から、前向きな方法を三つご紹介しましょう。

①緑茶・海藻・味噌・納豆のチカラ

コロナ禍にあっても、日本人に極端に死者が少ないことが、世界の研究者の興味を引いていました。それは緑茶・海藻・味噌・納豆などの伝統食に抗ウイルス作用があるからです。たとえば海藻に含まれるフコイダンは、高価な特効薬以上の効力があるとされています。日本の伝統食は、今後もさらに評価されることでしょう。

②日光浴と笑いのチカラ

5~10分の日光浴はビタミンDやセロトニンの生成をうながし、免疫力を高めます。また、「笑いは百薬の長」で、笑う人の死亡率は笑わない人の半分とされ、ムスッとした人より二倍生きるのです。

③感謝という〝奇跡の波動〟

苦悩と病気は生命のエネルギーを乱しますが、実は〝感謝の波動〟で消えるのです。人生における最大・最高の波動と知りましょう。それはだかい愛であるとともに、偉大なパワーなのです。

続々・格安健康法

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令和6年7月15日

 

もう一つ、〈格安健康法〉でお話したいのはショウガです。そのまま刻んだり、すりおろしたりして幅広く使えます(写真左)。また最近は粉末(写真中央)やシロップ(写真右)もあり、飲み物や料理のスパイスとなります。

ショウガをおすすめする理由は、現代人が低体温の傾向にあるからです。健康な標準体温は36・5度とされますが、それに満たない方が多いのです。その原因としては下半身の運動不足(筋肉の衰え)、冷たい飲み物、エアコン冷房などがあげられます。

冷蔵庫や自動販売機のペットボトルで、冷たいお茶を飲むことが多いのではないでしょうか。今の子供たちはお茶を入れる急須きゅうすすら知りません。また、夏のビールがいくらおいしくても、ほどほどに楽しむことが大切です。

入浴をせずにシャワーだけですませたり、一年中スーパーに並ぶ夏野菜や南方の果物にも問題があります。夏野菜や南方の果物は本来、炎暑の中で体を冷やす働きがあるからです。特に生で食べるサラダには注意が必要でしょう。

これらに対応する最も身近な食材がショウガなのです。私はすりおろして冷蔵庫で保管し、三日間は使っています。味噌汁や豆腐の薬味として、炒め物のスパイスとして欠かしたことがありません。話題のショウガ紅茶もよく飲みます。まさに、ショウガがなければしょうがない(笑)のです。

体重をはかるなら、体温をはかりましょう。体温は健康のカナメです。サラダばかり食べてダイエットをしても、体を冷やして健康を害してはもとも子もありません。

続・格安健康法

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令和6年7月12日

 

次におすすめする〈格安健康法〉は腹巻です。今時はさすがに〈寅さん腹巻〉はあまり見かけませんが、薄手で軽いものに人気があります(写真)。美容と健康のため、女優さんやモデルさんなどにも愛用者が増えていると聞きました。

中医学では病気の主な原因を〝冷え〟としますが、寒い所での仕事や、冷たいものの飲みすぎばかりが原因ではありません。下半身の筋肉が衰えると血流が悪くなり、体温が下がります。これが冷えとなって、体調を悪くするのです。特にお腹には多くの臓器がありますので、これを冷やすことは大きな問題となります。

たとえば腎臓を冷やして血流が悪くなると、代謝が低下して尿の排出が悪くなり、体の中に余分な水分がたまります。これを水毒すいどくといい、病気の大きな原因です。ポッコリお腹や下半身のむくみは、水毒からといっても過言ではありません。

さる名医は「365日、24時間、いつも腹巻を!」と提唱しますが、私は毎日のお護摩で大汗をかくので日中ははずしています。しかし、就寝の折は腹巻を忘れません。子供の頃に親から着用させられた〈金太郎腹掛け〉もまた、日本の英知といえましょう。「冷えは万病のもと」と知っていたからです。大したものです。

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