パワーが持続する「願いおき護摩木」
令和7年11月25日
あさか大師ではお護摩を、毎日午前11時半に修しています。それは、毎日の継続が絶大な法力を呼ぶからです。もちろん、月に一度でも、大祭の折に修しても、法力は顕現します。断食や荒行によって修しても同じです。しかし、毎日の継続には及びません。
なぜなら、毎日の継続によって、お大師様の法力が本堂に残り、壁にも柱にも遍満するからです。だから、いつ本堂に入っても、その法力を感じるはずです。健康を害していても、顔色が明るくなり、体が軽くなります。
お護摩には、皆様が願いごとを書かれた護摩木が投じられ、炎の勢いが増します。また、護摩木にはパワーが持続する「願いおき護摩木」があり、ご希望の期間を指定することができます(写真)。

ご自分で護摩木を書かれた皆様は、指定期間の棚に入れてください。遠方の皆様はホームページの「お問合わせ」にて、お願いごととお名前、ご希望の期間をお知らせください。係員が護摩木を書き、指定期間の棚に入れます。
毎日修するお護摩が、お願いごとの達成を力強く支えます。お大師様の絶大な法力を信じましょう。そして、願いおき護摩木によって、パワーを持続させましょう。
お大師様は勝負にも強い!
令和7年11月9日
「厄除のお大師さま」は、選挙やスポーツの試合にも威力を発揮されます。これまで、数々の選挙戦で「必勝祈願」をしましたが、一度として敗れたことがありません。
また令和7年全国高等学校サッカー選手権大会埼玉決勝トーナメントでは、10月16日にご祈願した地元の細田学園高校サッカー部が準々決勝に進出しました(写真)。

こんなことは開校以来初めてのことで、昨日は驚いた父母会長様などが御礼参りにお越しになりました。試合前にご祈願をすることも選手たちには初めての経験でしたが、一丸となって戦っています。
サッカーにサポーターの力は見逃せません。アウェイでの試合が不利になるのは、このためです。あの熱狂的な声援が〝力以上の力〟を発揮するのでしょう。同時に〝不思議な力〟もまた間違いなく存在します。それがご祈願の威光です。
これはお大師様さまに遍満する法力であって、選手たちにはその法力が試合中にも遍満しているからです。選手たちもご父兄もみな、あさか大師のファンになりました。これが信仰となって持続することを願ってやみません。
蘇生したカブトムシ
令和7年10月23日
今年7月、ある弟子僧の自宅玄関にカブトムシの〝死骸〟がありました。いや、死骸と思ったのは、その雌のカブトムシがまったく動くこともなく、ゴキブリほどに瘦せ細っていたからです。どう見ても、死骸にしか見えません。
その弟子僧はどこかに葬ってあげようとして、光明真言を何度も繰り返し、一心にお唱えしました。すると、どうでしょう。そのカブトムシの手足がわずかながら動き出したのです。しばらくすると蘇生し、歩き始めました。
その報告を聞いた私は、お寺に持参するよう伝えました。拝見すると、たしかに体が小さく、生き延びるかどうか心もとない状態でした。それでも、虫かごにヤシガラを入れ、水はもちろん、ハチミツやゼリーを与えました。
長らく餌にありつけなかったのか、その食欲は旺盛で、一週間もすると大きくなって来ました。今では肌ツヤもよく、健康そのものです。夜行性なので、夕方からは元気に歩き回っています(写真)。

それにしても、光明真言の功徳は絶大です。私は毎日、先祖供養として光明真言法をなし、念誦に専念していますが、初めての経験として忘れ得ません。昆虫専門店の話では、「そんな事情なら、長生きはしませんよ」とのことでしたが、いっこうに衰える気配がありません。むしろ、体力を持て余しているようにさえ見えます。
真言の功徳は動物にも効能します。医薬の力も大切ですが、お大師様は「呪力は通じて一切の病を治す」とおっしゃっています。今後は延命祈願を兼ねてお唱えしたいと思っています。
サッカー部の必勝祈願
令和7年10月8日
一昨日、地元高校のサッカー部80名が、監督・コーチ・父兄と共に必勝祈願に参集しました(写真)。父兄は千羽鶴を織って護摩壇の前に供え、一心に祈りを込めました。

埼玉県は〈浦和レッズ〉や〈大宮アルディージャ〉のお膝元であり、サッカーの強豪高校が並ぶだけに、彼らはきびしい練習に励んでいます。それでも、堂内の異次元空間に入るや、お大師様の尊前では緊張の連続でした。
彼らは原野を突き進む虎のように狙い、立ちはだかる厚い壁に向かって、今日も挑戦を続けています。健康な体は毬のように弾み、その熱気を放ちながらグランドに走って行きました。日焼けした顔からのぞかせる白い歯が、いつまでも私の記憶に残りました。
毎日のお護摩
令和7年4月12日
あさか大師では先祖供養を大切にしますが、この世の願いも、もちろん大切にしています。この世の願いを代表するのは〈厄除〉〈災難除〉です。毎年、元旦から節分までの間、厄除・災難除をなさる方がいかに多いかは驚くばかりです。
そのほか、病気の悩み、お金の悩み、人間関係の悩みをはじめ、開運・事業・結婚・出産・受験など、毎日お護摩でご祈願しています。毎日のお護摩は午前11時半ですが、お願いごとは〈護摩木(下写真・一本200円)〉に書くことをおすすめしています。

この護摩木はお護摩の浄炎に投じられ、お大師(厄除大師)様に直接届けられます。どなたでも自由に参拝できますので、ぜひお越しになってください。
なお、護摩木祈願は前もって日にちを指定したり、5日間・10日間・30日間といったように連日祈願を希望される場合は、〈願いおき護摩木〉の棚に入れてください(下写真)。ご指定のとおり、ご希望のとおりにご祈願をいたします。

*住職の法務(出張・お祓い等)によって、まれにお護摩の時間がずれる日もございます。遠方よりお越しの方はお電話でご確認ください。
大師浄塩の秘密
令和7年3月11日
祈りの念を伝えやすい物質が、いくつかあります。水と火がその代表です。そのほか天然塩もよく、祈りの念を伝えます。海水に生命誕生の秘密があるのは、そのためです。
そこで、あさか大師ではお護摩のパワーによって祈願した「大師浄塩」を授与しています(写真)。この天然塩は世界自然遺産に登録されたエル・ビスカルノ湾(メキシコ)で、2年もの時間をかけて天日干しをした逸品です。

使い方はいろいろです。玄関・リビング・トイレ等に小皿に盛って置くとお清めになります。気になるところには、お祓いとして使えます。寝室に置くとよく眠れると聞きます。邪気を感じやすい方は、少量をなめるとよいでしょう。もちろん、お料理にも最適です。
大変に人気があり、ご祈願をしてもすぐになくなりますので、ご希望の方はお早めにお求めください。1袋500円です。郵送は2袋以上でお願いいたします(送料は2袋で210円。振込用紙を同封)。遠方の方はホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。
星祭り大護摩供の熱祷
令和7年2月9日
あさか大師では本日午後1時、恒例の星祭り大護摩供を勤修し、多くのご信徒が参集して熱祷を込めました(写真)。
七日間の前行を終えて、本日は皆様の当年星札を開眼し、紙銭を燃やして善星皆来・悪星退散を念じました。また、大護摩供終了の後は星供曼荼羅を説明し、全員で当年星真言をお唱えしました。
今年の無事息災をお祈りいたします。ご参集の皆様はお疲れさまでした。
星供曼荼羅
令和7年2月8日
あさか大師では明日の午後1時より、恒例の〈星祭り大護摩供〉を奉修します。私は星供曼荼羅(写真)に向かって、七日間の前行を修しました。明日が結願の大護摩供となります。

星供曼荼羅の中心には金輪仏頂尊が描かれています。この金輪様から、あらゆる星の神様が湧出します。金輪様を囲んでいるのが、この星祭りでご祈願する当年星です。また、金輪様の下に北斗七星が、その外に十二宮が、一番外に二十八宿が配置されています。
この星供曼荼羅は私が出版したお次第のため、京都の仏画家・兼島聖司先生が謹写したものです。これを複製したものが出版社より販売されていますので、多くの僧侶の方がこの原画を拝観するためにお越しになります。明日の大護摩供の後は拝観ができませんので、関心のある方はぜひお参りください。
星祭りの荘厳
令和7年2月2日
明日から開運星祭り大護摩供の前行に入ります。その荘厳をお目にかけましょう(写真)。

神様にはご降臨いただくための幡や幣が必要なので、一番奥に白紙で立てました。その手前に紙銭を、中ほどにナツメを供えました。また、緑色はお茶、ロウソクを立てているのが交飯(あずき飯)です。星祭りの神様は光(ロウソク)やあずき飯を喜ばれます。
これに対して金輪様(星祭りの神様を統合する仏様)には白飯を供えます(一番手前の両端)。これらはお大師様より相承されたもので、厳格なルールがあります。私も著書の中で、そのことを伝えました。では、明日から前行に入ります。
あの世のお金?
令和7年1月31日
中国や台湾の道教寺院に行くと、お参りの人たちがお金を供えているところを見ます。たとえば冥都銀行(あの世の銀行)が発行する100億円札(!)などがそれです(写真上)。
これは何を意味するのかといいますと、要するにこの世で犯した罪を、罰金を支払って帳消しにしてもらおうということなのです。つまり、この世の罪をお金でつぐない、苦しみを除いて寿命を延ばしてくださいという、神様との〝取り引き〟です。いかにも中国的な発想ですが、しかし、これは仏教では認めません。仏教ではあくまで、自分の罪は自分でつぐなわねばなりません

実は、開運星祭り大護摩供でも紙銭(白紙や銀紙で作った硬貨を連ねたもの)を供えます(写真下)。一年12ケ月と旧暦の閏月(同じ月が2ケ月続く)を加えて13連で作られています。
ただし紙銭であるゆえに、私たちが執着を持たないという解釈をするところに、仏教的な意味があります。つまり、執着を持たないから、無欲でお供えするから神様が喜んでくださるということなのです。執着を持たねば、それだけ悟りに近づき、罪をつぐなうことができます。
あさか大師では本日、星祭りの壇を荘厳します。次回、紙銭やナツメを供えた荘厳を写真でお伝えしましょう。

