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光明真言百万遍念誦の発願

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光明真言

令和5年10月21日

 

私はこのたび弟子僧と共に、〈光明真言百万遍念誦こうみょうしんごんひゃくまんべんねんじゅ発願ほつがん〉をいたしました。毎日の光明真言念誦の回数を記録し、月末に集計して百万遍を目ざしたいと考えています(写真は光明真言曼荼羅の一部)。

その趣旨は、あさか大師で先祖供養をする方が増えてまいりましたので、その威力いりきをさらに高めたいがためであります。発願の当初は、私の独力で成し遂げたいとも考えましたが、これはやはり、有縁うえんの僧侶が結集すべきだと思いを改めました。どのくらいの日数がかかるかはわかりませんが、弟子僧の方々が今月より開始しました。まずは一回目の百万遍を達成し、やがてはご信徒にもその輪を拡げていきたいと考えています。

先祖供養の功徳として、〈光明真言法こうみょうしんごんぼう)に勝るものはありません。特にご信徒の方々といっしょに修するという点におきましても、光明真言は大変にお唱えしやすく、みんなで唱和することができます。先祖供養の専門的な行法としては〈理趣経法りしゅきょうぼう〉や〈宝篋印経法ほうきょういんきょうぼう〉などもありますが、ご信徒の方にはむずかしく、親しみがたいと思います。

また、光明真言の土砂加持どしゃかじによる〈お土砂どしゃ〉をいただくと、いろいろな使い方ができます。葬儀や墓参の折に、地鎮祭やおはらいの折に、如意宝珠にょいほうしゅの功徳をいただくことができます。光明真言の威力が一粒一粒の〈お土砂〉に込められるからです。

浄厳じょうごん和尚(江戸時代の高僧)はご信徒に梵字ぼんじ(仏さまの文字)を授ける折、光明真言を毎日お唱えするよう指導していました。一帯が大火につつまれた惨事さんじにあっても、その梵字をいただいた家屋ばかりは類焼を免れたと伝えられています。奇跡もまた、おこるべくしておこるのです。日ごろの念誦がいかに大切であるかの規範でありましょう。

あさか大師の先祖供養も、新しい黎明れいめいを迎えました。光明真言の威力がますます高まることを念じております。お問い合わせはホームページからお寄せください。

山路天酬密教私塾

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