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仏教
令和元年5月18日
昨日は人生の出会いと縁起についてお話をしました。今日はその続きです。
およそ、〈縁〉ほど不思議なものはありません。縁があったかなかったか、人生はそれで決まると言っても過言ではありません。何をするにも何をなすにも縁なのです。誰と出会うのも縁なのです。
たとえば、あなた様がご結婚をなさっているのであれば、どうしてご主人(奥様)と結ばれたのでしょうか。友人から紹介されたからですか? パーティーで出会ったからですか? 同じ趣味を持っていたからですか?
これらは、いかにも理由らしくは聞こえますが、根本の理由ではありません。では、その根本の理由は何かと考えるなら、「縁があったから」という以外にはあり得ません。縁がなければ出会うこともなく、その顔を見ることも、名前を聞くこともなかったはずです。まったくのアカの他人です。
いま地球上には、約70億の人がいます。不思議ではありませんか? 70億の中から、なぜ一人のその人と出会ったのでしょうか? これはまさに、奇跡のような確率です。不思議というほか、何もお話しすることはできません。
こんなお話を聞きたいとお思いでしたら、ぜひお訪ねください。不思議なお話はほかにも、たくさんございますですよ。南無大師、南無大師。